静鉄ストアが商品情報の配信も行うコンパクト清掃ロボットを試験運用 掃き掃除や床洗浄など4種の清掃機能

静鉄ストア掛川店において、株式会社アイウイズロボティクスが提供する業務用清掃ロボット「J30S」のテスト導入が開始された。同ロボットは横幅約40cm、高さ1mのコンパクト設計ながら、1000㎡以下の清掃エリアに対応し、通路幅60cm以上の空間で稼働可能という。



多機能性と高性能を両立

「J30S」は、AI センサーを活用した高精度な障害物回避機能を搭載している。「掃き掃除」「吸塵」「床洗浄」「セルフクリーニング」の1台4役の多機能性を実現し、スーパーの多様な空間構成にも柔軟に対応する高い清掃性能を発揮する。


清掃と情報配信の融合

ロボットの大きな特徴は、床面清掃を行いながら画面を通じて商品情報を配信できる点だ。清掃業務と顧客への情報提供を同時に実現することで、店舗運営の効率化と売上拡大の両立を図っている。


段階的な導入拡大を計画

掛川店と藤枝駅南店での効果検証を経て、2026年度以降は年間4店舗を目途に導入拡大が計画されている。日本社会が直面する人手不足問題の解決に向け、店舗の売上拡大につながるソリューション提供を目指している。

労働力不足が深刻化する中、清掃業務の自動化は重要な課題となっている。「J30S」は、販促と清掃の機能を両立した小型ロボットとして、店舗業務の効率化に寄与するだろう。

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