CerevoがCES2017で新しいロボット系プロダクトを発表しました。話しかけると自動で変形して点灯するロボット・デスクライト「Lumigent(ルミジェント)」というプロダクトのプロトタイプです。
Cerevoは、“コネクテッド・ハードウェアで生活をもっと便利に・豊かにする”をコーポレートスローガンに掲げ、ネット接続型家電の企画・開発 を手掛ける新しいスタイルの家電メーカー。常に僕らの心に突き刺さるエッヂの効いたプロダクトをリリースする大注目のメーカーです。社名にConsumer Electronics(家電)をRevolution(革新)するという思いを込めたCerevo。今回のデスクライトLumigentもまさに革新的な家電になっています。
Lumigentって、どんなライト?
一言で言うなら「音声認識機能、変型機構、カメラを内蔵した新しいロボット・デスクライト」といったものです。
見た目はCerevoならではのクールでスマートなデスクライトといった風情です。ひとつずつ特徴をみていきましょう。
音声認識機能
音声で操作ができます。例えば、「Hi Lumi, Turn on!」と呼びかけるとライトが点灯します。
言葉を認識し、点灯や変形といった動作を自動的に行なうというロボット+IoTデバイスの組み合わせのようなプロダクトになっています。
本体やアプリを操作することなく、あらかじめ指定した位置に自動で移動し、ライトが点灯する・・・とても未来な感じですよね。
後述の変形やカメラ撮影も音声だけで制御可能です。
変形機構
4つのモーターを内蔵、つまり4自由度の可動軸を備えているため、アームが自由自在に動かせます。まるでアーム型ロボットのようです。
作業にあわせた最適なライティング(照明の角度、明るさ)をプリセット登録できるそうです。登録したライティングは声で呼び出すことができます。そして、作業終了後は「Goodbey」と声をかけると自動的に折りたたまれた形態となり、省スペース状態で待機します。
カメラ内蔵
照明なのに、カメラを内蔵!しかも8Mピクセルでオートフォーカス対応。さらに無線LANまで内蔵。
静止画、動画、タイムラプスなどをMicroSDカードに保存したり、無線LAN経由でスマートフォン・クラウドへ転送可能です。机の上の書類やアイテムを照らしながら撮影して、共有できるわけです。しかも音声で制御できるのでハンズフリー。PCとUSBで繋げば、Webカメラにもなります。
もう、デスクライトの範疇とはいえないほどのスペックになっています。
動きが素敵!
公式動画がYouTubeにアップロードされています。
この動画を見ていると、めちゃくちゃ欲しくなりますね。
そして、気になる発売時期は2017年の秋頃、お値段は、4~7万円程度を予定しているそうです。これは、買うしかないですね!
「CES 2017 Innovation Awards」受賞!
このLumigentは今年のCESのInnovation AwardsのHome Appliances部門を見事受賞しています。
出展社約4,000社、出展製品数万の中から、選ばれたとのこと。本当におめでとうございます!
なお、CerevoのInnovation Awards受賞歴は、2015年「LiveWedge」、2016年「ORBITREC」に続く、3年連続の受賞となっています。本当に凄い。
一般発売されたら真っ先に購入してレビューしたいと思います!
Cerevo / ロボット・デスクライト「Lumigent」
Cerevo / 話しかけると自動で点灯するロボット・デスクライト「Lumigent」開発
Cerevo / ロボット・デスクライト「Lumigent」が「CES 2017 Innovation Awards」受賞
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