AmazonがEchoなどAlexaを搭載するデバイス向けに「通知機能」を自社のブログで発表した。
Alexaの通知機能とは?

この「通知機能」はAlexaのスキルにおいて非常に目新しい機能だ。なぜなら通常Alexaは、話しかけると答えてくれるもので、Alexa側から話しかけてくれることはないからだ。
今回の通知機能がスキル開発者が使えるようになることで、Alexaスキルの幅が広がることは間違いないだろう。具体的な通知イメージとしては、スキルのアップデート通知や、ショッピング情報の通知、天気情報の通知、ニュースアラートなどが想定されている。
スキルから通知が来ると、Alexaデバイスはチャイムと、緑色のLEDが点灯することで通知があったことを伝える。緑色に光っている時に、「Alexa, what did I miss?」(聞いてない通知ある?)や「Alexa, what are my notifications?」 (通知なにかある?)
といった形でデバイスに通知を確認できるという仕組みだ。
さらに通知はスマートフォンアプリのように、オフにする設定も可能だ。あらゆるスキルから通知を受けたのでは大事な通知を逃してしまうかもしれないので正しい配慮だろう。また時間帯によって通知を受ける、受けないという設定も可能だ。
スキル開発者の対応は?
残念ながら、現時点ですべてのスキル開発者がすぐにこの機能が使えるわけではない。まずは一部のベンダーのみに限られて提供が始まるという。AccuWeather、The Washington Post、Just Eat、Life360などの企業が挙げられている。
一般のスキル開発者にもこの機能はまもなくリリースされるというが、事前に開発者は以下のフォームでメールアドレスを登録しておく必要がある。そうすると機能が使えるようになった時にメールで連絡される。
Sign-up now to receive updates when development tools to enable skills notifications are available.
救済策ということなのか、実際に使えるようになる前の時点でもプレビュー版のAmazon Voice Service(AVS)は提供される。通知機能を使ったスキルについて事前に調べたい人は以下のページは要チェックだ。
僕はこう思った:
スマートスピーカーから話しかけてくるというのはいいですね。いままでなかったのが不思議なぐらい、良い機能だと思います。AI音声アシスタントのライバルたちも追随するのではないかと想像します。

