Chatterboxと呼ぶダンボール製のスマートスピーカーが登場した。

7歳以上の子どもが対象で、DIYで組み立てて、その後音声アシスタントのプログラムも子供が作って楽しむ教育用途のスピーカーだ。
Chatterboxを作ることで、スマートスピーカーが何でできているかを学ぶことができる。また音声スキルを構築することで、人々とのコミュニケーション方法を学ぶこともできる。

キットにはRaspberry Pi、マイクとスピーカー用の拡張ボード、音声機能を起動する物理ボタンが付いている。
プライバシー考慮

音声アシスタントはオープンソースの「Mycroft」 を使っており、子どもが使うにあたり、完全なプライバシーを確保しているのが売りになっている。また、個人情報が収集、保存、共有されることはなく、米国の児童オンラインプライバシー保護法「COPPA(Children’s Online Privacy Protection Act)」に完全準拠している。
音声機能はボタンを押してから指示を伝える方式だ。あえてウェイクワードのみで起動しない、つまり常時聞き取りモードではない設計だという。また広告も出すことはないという。
音声スキル開発

キットには子どもが音声スキルを作成できるソフトウェア「Skill Builder」が含まれている。子供たちは、天気予報、子供向けニュース、タイマー設定、スマートライト制御、メッセージの送信、許可された電話連絡先への通話やテキストメッセージの送信など、さまざまな音声スキルを構築することができる。
近く、Kickstarterでキャンペーンが開始される予定だ。
Source:Chatterbox



