「第4回 ロボデックス-ロボット開発・活用展-」が開幕した。場所は東京ビッグサイト。14日(金)まで行われる。
併せて「スマート工場 EXPO」と「ウェアラブルEXPO」も開催され、合計で約730社が出展している。


この記事では見どころを写真で解説しよう。
ユニバーサルロボット
「協働ロボット」と言えば、ユニバーサルロボット(UR)。URによる認証制度「UR+」によって互換性が保証されたロボットハンドやアクセサリーが増え続けている(UR+で申請された機器の審査は日本法人が行っているため、本国で審査していた頃より格段にスピーディになった)。

今回の展示ブースでは、フォース/トルクセンサーを活用し、研磨する協働ロボットやギアをはめ込むロボットをデモ展示。

フォース/トルクセンサーを活用して研磨する協働ロボット。日本では初公開

ギアのかみ合わせをトルクセンサーで判別してギアをはめ込む

CADデータ(G-code)から部品の寸法・サイズを理解して、シール作業のプログラミングをおこなったデモ

MiR社の自律移動ロボットとの組み合わせ
住友重機械工業
住友重機械工業はリシンクのSawyerを展示。トヨタ自動車の上郷工場で複数台のロボットが活用されているという。導入されているシステムのほぼ同じひとつをデモとして披露している。


NECネッツエスアイ
32型の大型ディスプレイ搭載の自律走行型案内ロボット「YUNJI SAIL」(ユンジ セイル)とデリバリーロボット「Relay」(リレイ)を展示。
「YUNJI SAIL」はタッチスクリーンを利用したインタラクティブなコンテンツ表示、目的地への誘導や、誘導先での動画再生ができる。会社の受付で来客を出迎え、会議室や応接室まで案内したり、ショッピングモールなどでの店舗案内なども想定されている。名古屋市役所で実証実験を行った。

左の大型ディスプレイを搭載しているのが自律走行型案内ロボット「YUNJI SAIL」、NECネッツエスアイは自社の受付案内ロボットとして活用する。来客にあらかじめQRコードを発行しておき、ロボットに読み込ませることで案内してくれる。右は「Relay」、プリンスホテルなどに導入されている

高齢者見守りロボットとして「Tapia」(タピア)を展示

PaPeRo iとRelayのぬいぐるみ
協栄産業
協栄産業は「サウザー」やGEEK+の「EVE」など、移動機構を持ったロボットを多数展示。

サウザーはライントレースとマーカーによる自律移動をデモ。サウザーは人に追従するモードもある

中部電力と協力して開発した屋外対応点検ロボット。変電所で活用されている

主に床下などの点検を行う遠隔操作ロボット。積水ハウスが導入を発表した。広角カメラ・ヘッドライトを搭載、タブレット画面で周囲の状況を確認できる。全長410㎜、幅284㎜、高さ183㎜

GEEK+の「EVE」と自動フォークリフトの連携。パレット荷物の上げ下ろし。日本初公開

自動フォークリフト「F14L」

ヒューマノイドがデモや出展内容を解説
その他

ゴム製のグリッパで生卵を優しく掴む。Piab

最大250kgまで持ち上げられるバキューム式のグリッパ。Piab

Doog (ドーグ)はお馴染みのサウザー・・だけど、今回は外観が犬!?


自律走行掃除ロボット。東京ビッグサイトで実証実験が行われている

バキューム式だが、モップも併用できる

自律移動式清掃ロボット、マクニカの「Neo」