「ガンダムが提示した宇宙世紀はどこまで実現しているのか」日本科学未来館で見て聴いて体験しよう

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「ガンダムが提示した宇宙世紀はどこまで実現しているのか」日本科学未来館で見て聴いて体験しよう
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バンダイナムコグループの横断プロジェクト、ガンダムプロジェクトが推進するサステナブルプログラム「ガンダムオープンイノベーション(GOI)」が、2025年11月18日(ビジネスデー)と19日(一般公開デー)の2日間、東京・お台場の日本科学未来館で成果発表会『GUNDAM OPEN INNOVATION 2021-2025 ~GOI PROJECT REPORT~』を開催している。

多脚ロボットに乗ったハロ「BALGOI」(アスラテック)も展示。会いに行こう(©創通・サンライズ、以降全て)
ガンダムのビームサーベル(プラズマ)と農業との意外な関係? を学ぶことができる

18日は報道関係者とGOIの関係者のみのイベントだが、19日は広く一般に公開され、展示と講演を楽しむことができる。

ガンダムとザクが協働して作業する(?)シミュレータ
講演会場の入口
講演「宇宙で暮らす宇宙世紀を創る」TEAM SPACE LIFEプロジェクト、東京理科大学 スペースシステム創造研究センター 木村 真一氏

ガンダムの宇宙世紀に登場する宇宙ステーション、スペースコロニー、ビームサーベルなどの技術が現実にはどこまで実現しているのか、それらの技術がSDGsなどとどのように関連しているのかを、パネル展示やシミュレーション体験、映像展示、ロボットの展示などを通して体験することができる。

GOIの研究で最も重要なテーマのひとつが自給自足。月面に肥料を輸送する場合、1kgで500万円のコストがかかるという。そのため、持続可能な自給方法に、肥料なしで育成するが技術が必要となる。例えば、肥料なしで稲を栽培する方法のひとつとして「プラズマ」が大きな効果を発揮したことが実証された。

ロケットや国際宇宙ステーションの技術を持つ三菱重工が小型コロニーを開発し、その中で植物を育てる装置をアスラテックの協力のもと開発。自動で栽培する機能を持つ(三菱重工、アスラテック)。
無重力、月面(1/6G)、地球の重力(1G)が再現できる3Dクリノスタット装置を展示(三菱重工)
月面の土の成分、レゴリスでの稲の栽培の様子を展示。プラズマが稲の生育に役立つことも実証された

また、大阪・関西万博で好評だったガンダムパビリオンでの展示も、今回の成果発表会の対象の一部となっている。

大阪・関西万博で上映された映像展示を公開

基本的には成果発表会なので、エンタメ的なイベントではなく、研究開発に興味がある人向けのイベントとなっているが、ガンダムの世界で憧れていた宇宙を身近感じることができる。

講演や展示内容は公式ホームページを参照のこと。(©創通・サンライズ)

©創通・サンライズ

《神崎 洋治》

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神崎 洋治

神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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