バンダイナムコグループの横断プロジェクトであるガンダムプロジェクトは、サステナブルプログラム「ガンダムオープンイノベーション(GOI)」の成果発表会『GUNDAM OPEN INNOVATION 2021-2025 ~GOI PROJECT REPORT~』を、2025年11月18日(火)と19日(水)の2日間にわたり、東京・お台場の日本科学未来館で開催する。
本イベントは、2021年から4年間にわたり推進されてきた同プログラムの集大成となる。
ガンダムと未来技術で社会課題に挑む4年間の集大成
「ガンダムオープンイノベーション(GOI)」は、アニメ『機動戦士ガンダム』が描く未来の世界観と、現実世界の「未来技術」を掛け合わせることで、未来の夢と希望の現実化を目指すユニークなプログラムである。2021年7月に期間限定のプログラムとして始動し、人口問題や地球規模の環境問題、さらには人類の新たなフロンティアである宇宙進出といった、現代社会が直面するサステナブルなテーマに取り組んできた。この壮大なビジョンの実現に向け、ガンダムプロジェクトは分野の垣根を越えた共創体制を構築。自治体、大学、エンジニアリング、宇宙開発など、多岐にわたる各分野の共創パートナーと連携し、革新的なアイデアや技術の創出を推進してきた。
今回の成果発表会は、この4年間の活動に一区切りをつけ、その過程で得られた知見や具体的な成果を広く社会に報告する場として位置づけられている。
見て・聴いて・体験できる多彩な発表形式
イベント会場では、来場者が五感を通じてプロジェクトの成果を体感できるような工夫が凝らされている。これまでの4年間の活動軌跡を網羅したパネル解説では、各テーマにおける課題設定から解決アプローチまでの全容を詳細に知ることができる。また、プロジェクトを共に推進してきたパートナー企業のメンバーが登壇する基調講演も予定されており、各分野の専門家による貴重な知見が共有される見込みだ。
さらに、会場には研究開発の過程で実際に使用された機材や、開発されたプロトタイプ(試作品)が展示される。これにより、抽象的なコンセプトだけでなく、具現化された技術やアイデアに直接触れることが可能となる。主催者は、1979年に放送された『機動戦士ガンダム』で描かれた未来像と、2025年の現実社会を対比させることを通じて、来場者が未来のサステナビリティについて深く考えるきっかけとなることを目指している。
ビジネスデーと一般公開デーの2日間開催
本イベントは、対象者の異なる2日間で構成される。初日の2025年11月18日(火)は「ビジネスデー」とされ、開催時間は午前10時から午後4時30分まで。この日は、講演会に事前申し込みをした参加者、取材を希望する報道メディア、そしてガンダムオープンイノベーションの関係者のみが入場できるクローズドな形式となる。なお、当日は日本科学未来館の一般開館は行われない休館日である。
翌11月19日(水)は「一般公開デー」として、同時間帯に開催される。こちらは広く一般に開かれた日となり、誰でも自由に入場して展示を観覧することができる。ただし、一般公開デーに開催される講演会の聴講を希望する場合は、別途事前予約が必要となる。
会場は両日ともに、日本科学未来館7階の未来館ホールおよび複数のコンファレンスルームが使用される。