ロボット・AR/VR向け小型3D LiDAR「VL53L9」をSTマイクロエレクトロニクスが発表

ロボット・AR/VR向け小型3D LiDAR「VL53L9」をSTマイクロエレクトロニクスが発表
  • ロボット・AR/VR向け小型3D LiDAR「VL53L9」をSTマイクロエレクトロニクスが発表
  • ロボット・AR/VR向け小型3D LiDAR「VL53L9」をSTマイクロエレクトロニクスが発表

STマイクロエレクトロニクスは、高解像度センシングの新基準となるオールインワン小型dToF(ダイレクトTime-of-Flight)3D LiDARモジュール「VL53L9」を発表した。

ロボットやFA、スマートビル、AR/VR、ヘルスケアなど幅広い産業分野での活用を想定しており、2026年7月上旬に量産が開始される予定だ。

2,268ゾーンの高解像度と100fps対応を実現

VL53L9は、54°×42°の広い視野角で2,268(54×42)ゾーンという高解像度の3D深度マッピングを実現する。測距範囲は5cm~9mで、誤差1%以内の高精度を達成。100フレーム/秒の高速フレームレートにも対応する。

ST独自の積層型BSI(裏面照射)SPAD(単一フォトンアバランシェダイオード)センサ技術と、革新的なメタサーフェス光学素子(MOE)を組み合わせることで、これらの性能を実現している。

エッジAI向けに後処理を大幅簡略化

従来のドットスキャン方式に代わるデュアルスキャン・フラッド照明を採用し、モーションアーティファクトの低減やデッドゾーンの解消を実現。2Dの赤外線情報と3Dの深度情報を相補的に取得できるため、演算能力の低い小型マイコン上でも幅広いエッジAI処理を効率的に実行できる。

オンチップのdToF処理機能と専用パワーマネージメントICを集積し、キャリブレーションも不要なため、システムへの組み込みが大幅に簡略化される。

パッケージサイズはわずか12.8×6.1×4.6mmで、デュアル電源(1.2Vおよび3.3V)に対応。MIPIやI3Cインタフェースで多様なCPUプラットフォームと互換性を持ち、レーザー安全規格クラス1にも準拠している。

Yole Groupのアナリスト、Anas Chalak氏は「dToFモジュールは次世代3Dセンシング技術の普及を実現する重要な技術になってきている」と指摘しており、2025年から2030年にかけてToF技術の採用拡大が見込まれる。


ロボスタオンラインセミナー情報

「自律搬送ロボット「カチャカプロ」が売れる理由」を開催

Preferred Roboticsは、小型AMR「カチャカプロ」で、自律搬送ロボット(AMR)の国内市場において台数シェア1位を獲得しました(富士経済調べ)。
ロボスタでは、「カチャカ」シリーズで注目を集めるPreferred Roboticsの代表取締役CEO、礒部達氏をお迎えし、オンラインセミナー「自律搬送ロボット「カチャカプロ」が売れる理由 ~AMRシェア1位を支える設計思想と開発戦略」を開催します。
社会で実際に役立つロボットの開発、そして“使われる製品”を実現する設計思想や量産・普及の実像に迫ります。

オンラインセミナー「自律搬送ロボット「カチャカプロ」が売れる理由 ~AMRシェア1位を支える設計思想と開発戦略」Preferred Robotics

先着50名様を無料でご招待します。詳しくはこちら

JR西日本が導入した「汎用人型重機」人機一体の金岡博士が登壇

「あまねく世界からフィジカルな苦役を無用とする」。
「汎用人型重機」「多機能鉄道重機」という新たな産業ロボットの概念を切り拓いてきた人機一体の代表、金岡博士がオンラインセミナー「人機一体に聞く「人型重機とフィジカルAI」社会実装のリアル ~人を拡張するロボットの最前線~」に登壇。
JR西日本と共同で開発・実証が進む「人型重機」による鉄道インフラ保守の最前線をご紹介。高所作業や危険作業を人に代わって担うロボットが、どのように現場へ導入され、実際の業務を変革し始めているのかを、具体事例とともに解説します。
また、ヒューマノイドやフィジカルAIの潮流にも踏み込み、人機バイラテラルアームに代表されるマニピュレーション技術の進化、人間の技能のデータ化・再現といった技術的アプローチについても、現場視点で整理します。

【オンラインセミナー】人機一体に聞く「人型重機とフィジカルAI」社会実装のリアル ~人を拡張するロボットの最前線~

先着50名様を無料でご招待します。詳しくはこちら

ロボットの世界大会「ロボカップ」にもヒューマノイド・フィジカルAIの波

ヒューマノイドとフィジカルAIで変革期を迎える「ロボカップ」の現状を解説するセミナー「ロボカップはヒューマノイド・フィジカルAI時代へ 世界大会2026が示すロボット競技の変革と新潮流」を開催します。

【セミナー】ロボカップはヒューマノイド・フィジカルAI時代へ 世界大会2026が示すロボット競技の変革と新潮流

「2050年までにサッカーのFIFAワールドカップ優勝チームに勝てる完全自律型ヒューマノイドチームを実現する」という壮大な目標を掲げて、ロボット競技の世界大会「ロボカップ」は1997年に日本からスタートしました。サッカーは認識、判断、移動、協調行動などAIとロボティクスの要素技術を総合的に必要とするため、研究開発を加速させる共通課題として選ばれました。

その後、レスキュー、ホーム/サービス、産業応用(インダストリー)などへ分野を拡大し、世界中の研究者や学生が参加するロボット・AI研究の国際プラットフォームへと発展しています。
本セミナーでは、ロボカップ日本委員会理事長であり、東京情報デザイン専門職大学教授の岡田浩之先生をお迎えし、ロボカップの歴史と現在地、ヒューマノイド化が進む背景、各リーグの最新動向、そして日本が直面する課題について解説いただきます。

さらに、韓国で2026年7月に開催される「RoboCup 2026世界大会」の現地レポートとして、写真や動画を交えながら、世界大会の最前線で何が起きているのかをご紹介いただきます。

先着50名様を無料でご招待します。詳しくはこちら

《ロボスタ編集部》

関連タグ

ロボスタ編集部

ロボスタ編集部

ロボスタ編集部では、ロボット業界の最新ニュースや最新レポートなどをお届けします。是非ご注目ください。

ニュースレター配信中!無料会員登録をしていただくと、定期的に配信されるニュースレターを受け取ることができます。また会員限定の記事を閲覧することも可能になります。

編集部おすすめの記事

特集