経済産業省は6月30日、NEDOが実施する「AIロボット・フィジカルAIを見据えたマルチモーダル基盤モデル開発事業」の委託先としてNoetraと産業技術総合研究所(産総研)を採択した。初年度となる2026年度の委託費は約3873億円で、2030年度までの総事業規模は約1兆円を見込む大型国家プロジェクトとなる。
同社は2026年1月7日に設立され、同年6月1日に株式会社日本AI基盤モデル開発から社名変更している。
NEDO事業への採択でプロジェクトが本格始動
Noetraと国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「AIロボット・フィジカルAIを見据えたマルチモーダル基盤モデル開発事業」に、両者が提案した「実世界ネイティブに資するフィジカルAI基盤技術の研究開発」が採択されたと発表した。
実施期間:2026年6月から2031年3月まで
主な研究開発項目は、以下の3点だ。
高度な日本語理解・論理推論・指示遂行などの基盤能力の開発
画像・動画・音声・物理特性などの実空間情報を統合的に扱うマルチモーダル能力の高度化
「実世界ネイティブ」なフィジカルAIを見据えたモデルの拡張性および評価手法の技術開発
学習済みの重みを国内に広く提供し、エコシステム形成へ
研究成果のうち、学習済みの重み(AIモデルが学習した結果として得られるパラメーター)を国内のモデル開発者や利活用事業者に広く提供する方針を掲げる。
これにより、領域特化モデルの開発・利活用を後押しし、社会実装が循環する持続的な国内AIエコシステムの形成を促進する狙いだ。
出資予定企業にはソニーグループ、ソフトバンク、日本電気(NEC)、本田技研工業が名を連ねるほか、国産AI開発に取り組む企業や製造業をはじめとする幅広い業種の企業からも出資を受ける予定。
今後は多言語対応や海外拠点への展開も視野に入れた産業横断型の体制を構築する姿勢を示している。
ロボスタオンラインセミナー情報
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JR西日本が導入した「汎用人型重機」人機一体の金岡博士が登壇
「あまねく世界からフィジカルな苦役を無用とする」。
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また、ヒューマノイドやフィジカルAIの潮流にも踏み込み、人機バイラテラルアームに代表されるマニピュレーション技術の進化、人間の技能のデータ化・再現といった技術的アプローチについても、現場視点で整理します。

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ロボットの世界大会「ロボカップ」にもヒューマノイド・フィジカルAIの波
ヒューマノイドとフィジカルAIで変革期を迎える「ロボカップ」の現状を解説するセミナー「ロボカップはヒューマノイド・フィジカルAI時代へ 世界大会2026が示すロボット競技の変革と新潮流」を開催します。

「2050年までにサッカーのFIFAワールドカップ優勝チームに勝てる完全自律型ヒューマノイドチームを実現する」という壮大な目標を掲げて、ロボット競技の世界大会「ロボカップ」は1997年に日本からスタートしました。サッカーは認識、判断、移動、協調行動などAIとロボティクスの要素技術を総合的に必要とするため、研究開発を加速させる共通課題として選ばれました。
その後、レスキュー、ホーム/サービス、産業応用(インダストリー)などへ分野を拡大し、世界中の研究者や学生が参加するロボット・AI研究の国際プラットフォームへと発展しています。
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