北米でヒューマノイド・四足歩行ロボットの販売を手掛けるRoboStoreは2026年8月10日、米国拠点のロボット製造・システム統合会社「Robo Inc.」を発表した。
米国が国内製造の強化と重要技術の確保を急ぐ中、Robo Incはニューヨーク州ロングアイランドに6万6,000平方フィートの施設を開設し、2027年第1四半期までに完全稼働させる計画だ。
1,500台超の導入実績を基盤に構築
RoboStoreは1,500台以上のヒューマノイド・四足歩行ロボットを販売・導入し、4,500社の顧客に対応してきた実績を持つ。Robo Incはこうした現場での知見をもとに、グローバルなロボット供給網と米国内のエンジニアリング、ソフトウェア、統合、生産、試験、サービス・サポートを組み合わせたエコシステムを構築する。統合プロセスにはデータフロー、ネットワークアクセス、ソフトウェア制御、運用環境、用途別リスクの確認を含むセキュリティ・安全性のチェックポイントを組み込む設計とした。
Harvard、MIT、Amazon、Nvidiaなどの顧客から得られた購入・導入・修理・統合依頼のパターンを踏まえ、同社は「今すぐ導入可能で、現実的な性能期待値と明確な安全境界を持ち、既存業務フローへの統合計画がある」ロボティクス・ソリューションの提供を目指す。あらゆる作業をこなす万能なヒューマノイドロボットという構想とは一線を画す方針だ。
ハードウェア非依存の統合モデル
RoboStoreおよびRobo Incのの創業者兼CEOのテディ・ハガティ(Teddy Haggerty)氏は「米国内での組み立て、ローカライズされたデータ基盤、国内統合により、Robo Incは米国のコンプライアンスに対応したロボティクス・プラットフォームを構築する」と述べた。同氏は「顧客が実際に求めているのは、遠い将来の約束ではなく、今すぐ導入でき、特定業務向けに構築され、長期的にサポートされるソリューションだ」と説明している。
Robo Incはハードウェアに依存せず、各用途の要件に基づいてロボティクス・プラットフォームやコンポーネントを選定する。サイバーセキュリティ、安全性、規制対応についても、現行ロボットシステムの能力を過大評価しない形で顧客支援を行う方針だ。
RoboStoreは既存顧客への部品供給、修理、アップグレードなど従来サービスを継続する。同社が運営する4000人超のロボット開発者コミュニティ「Roboverse」も、Robo Incの傘下で運営を続けるとしている。
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