アスメック株式会社は、中国・深センを拠点とするElephant Robotics社の新型協働ロボットアーム「myCobot Pro 630」の販売を開始したことを2026年10月7日に公表した。
同製品は、Elephant Robotics社の主力シリーズ「myCobot」における産業オートメーション対応モデルの最新版である。研究・教育用途にとどまらず、実際の生産現場における自動化ニーズに応える製品として開発された。
教育現場の使いやすさを産業用途へ展開
Elephant Robotics社は2016年の創業以来、教育・研究向けを中心に軽量・低コストな協働ロボットアームを展開し、世界70以上の国と地域、500校を超える教育機関や大学、研究機関に製品を提供してきた。近年は技術基盤を活かし、教育現場で培われた使いやすさと拡張性を実際の産業用途にも応用したいという声が多く寄せられていたという。myCobot Pro 630は、こうした要望に応える形で開発された、産業オートメーション領域への本格展開モデルとなる。
可搬重量2,000gと高精度動作を実現
myCobot Pro 630は、最大可搬重量2,000g、作業半径630mmを実現し、部品のピッキングや搬送、簡易組立など幅広い産業用途に対応する。繰り返し精度±0.1mmを実現しており、精密な位置決めが求められる作業にも対応可能である。
本体重量は8,250gで、メインコントローラーにはRaspberry Pi 4B(8G)を搭載し、電源入力は48V, 5Aとなっている。
柔軟な開発環境と多彩なインターフェース
開発環境としては、Python、ROS1、ROS2、C++など複数のプログラミング言語やフレームワークに対応する。接続方式はUSB、Wi-Fi、有線LANポート、RS485など多様な方式をサポートしており、既存の生産ラインやシステムとの連携も容易に行える。教育から産業まで一貫した設計思想を採用しているため、研究・教育機関で学んだ知識やプログラムを、実際の産業オートメーション環境へスムーズに応用できる。
想定用途としては、製造ラインにおける部品のピッキング・搬送・簡易組立の自動化、大学や研究機関での産業用ロボットアームを用いた研究開発、職業訓練校や専門学校での実践的なロボティクス教育、中小規模工場での省人化・自動化の第一歩としての導入が挙げられている。
なお、アスメックは自社内にエンジニアを擁しており、製品選定から導入後の技術サポートまで一貫して対応する体制を構築している。
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