第三回 テレノイド体験会 & Meetup Eventが開催されました

9月14日、株式会社テレノイド計画東京オフィスで「テレノイド体験会 & Meetup Event」が開催されました。

石黒教授が手がけたあのテレノイドを見るだけではなく、思う存分体験することができるという貴重な機会です。過去開催されたテレノイド体験会が大好評につき、三回目の開催となりました。

最初にテレノイド計画の山岡さんからテレノイドについての説明です。


テレノイドは、Telepresenseの「Tele(テレ)」とHumanoidの「noid(〜のような)」を組み合わせた造語です。


テレノイドというロボットは、「存在感を伝達するメディア」とも言えます。


「遠隔存在感」をご存知でしょうか。ある遠隔地にいる人間の存在感を、同地点の存在感と同様に「まさに、ここにいる」と感じられる感覚のことをいいます。


テレノイドを使い会話が行えるソフトウェア「Telenoid Controller」を使い、会話やテレノイドの動作をさせることで遠隔存在感を伝えることができます。


テレノイドは、遠隔操作型の小型アンドロイドで、人の存在感を効果的に伝達できる外見をしています。


外見的な特徴は、人間の顔としてわかる最低限の特徴だけを残し、触れる形状です。機能的な特徴は、唇が動くリップシンクや、うなずきの動作が行えます。


特徴的なデザインは、男性とも女性とも、あるいは幼い子とも高齢者とも見えます。


ここで「偽存在感」について考えてみましょう。テレノイドが自律して動いた時に存在感を感じることができるでしょうか。


過去の実験では被験者が話し手で、テレノイドは会話の間にうなづき、リップリンクするという自律モードで用いてみました。


この結果、人間が聞いている、と伝えられた人が最も「人としゃべっている」と感じたそうです。

テレノイドの販売、レンタルについてです。


テレノイドについての説明は以上です。


続いてテレノイドの体験会です。












オペレータ側の体験も行いました

体験会が終わった後は、ピザを片手にMeetupタイム。


最初は気持ち悪いと思っていながら、使ってみると表情に自然と笑みがこぼれてくるテレノイド。この体験をもう一度してみたいということで、今回二回目の参加をした方がお二人もいらっしゃいました。

「テレノイドを使ってみると不思議な感覚が沸き起こってくる」などの体験してみた感想を皆で話し合い、夜遅くまで盛り上がりました。

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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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