Pepperが登場する演劇「Ph/7.4」を見てきました
2017年1月18日
By 北構 武憲
1月8日に開催されたPepperが登場した演劇「Ph/7.4」を見てきました。
演劇のあらすじは、「今から十数年後、とある喫茶店でのロボットと人の物語。悲しむ少女を見て、壊れかけの私は思った「私は、どうすれば――。」というもの。
20分の短編作品でPepperが主役と呼べるくらいの大活躍。ロボットらしい個性を上手に活かしつつ、人間との掛け合いも適切な間で行われて、Pepperくんの熱演すばらしかったです。特に個人的にびっくりしたのが、Pepperがシーンごとにしっかりと人間と目線を合わせたり外したりといった演技もしている点。
ロボットが登場するエンタメ作品は「ロボットが演じているのであれば、この程度でも面白いかも」という下駄を履かせがちなのですが、今回はそのような下駄を履かせなくとも作品に馴染んだ演技で、Pepperの演技がプログラミングをされていることを忘れるほどでした。
今回のプログラミングを担当したおざきさんは「一ヶ月かけてPepperのプログラミングを行いました」とのこと。以下のおざきさんブログ(ザキペ)で今回の技術的な解説がされています。
ロボットを活用したエンタメ作品には、今回の演劇の他にもPepperで漫才をするペッパーズがあり、こちらも下駄を履かせなくとも面白い作品でしたが、今後色々な作品でロボットを使った新しい表現の形が広まっていくと面白くなりそうですね。
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北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。
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