ロボカップ公式ホームページが更新され、各リーグの紹介と中川友紀子氏のインタビューが掲載されました。
ロボットによる国際的な競技大会「ロボカップ」。
聞いたことがあるけれど、どんな競技か詳しくは知らない、という読者もいると思います。
ロボカップの中心競技はサッカー
ロボカップにはいくつか競技がありますが、中心となっているのはロボットによるサッカー競技です。
「西暦2050年にはサッカーの世界チャンピオンチームに勝てる、自律型ロボットのチームを作る」、つまりロボットのサッカーチームで人間の世界チャンピオンに勝とう、という夢と目標を掲げてスタートした競技会です。
今の技術ではロボットでサッカーをするというだけでも大変なことですが、人が操縦するのではなく、人工知能を駆使して自律型ロボットで競技を行う点が特筆ものです。
サッカーリーグには小型、中型、ヒューマノイド部門があります。更に、ヒューマノイドにはサイズ分けがあって、小さい方からキッドサイズ、ティーンサイズ、アダルトサイズがあります。
ロボットが大きくなるほど、迫力はありますが動く速度は鈍くなります。小型のリーグほどスピード感があります。
サッカーにはその他にNAOのワンメイク競技「標準プラットフォームリーグ」、実際のロボットは使わずにTVディスプレイ内で、仮想のロボットで行うサッカー競技「シュレーションリーグ」があります。これら競技の詳細はロボカップ公式ページの「リーグ」に掲載されています。
また、子供たちが参加できるリーグとして「ジュニア」が設けられています。
ロボカップジュニアは19歳以下が対象となり、サッカーのほか、「レスキュー」やジュニアだけにあるアート要素を加味した「オンステージ」もあります。
サッカー以外のロボカップ競技
ロボカップはサッカー競技だけではありません。
サッカーから派生した技術を「産業」「レスキュー」「家庭」に役立てるための競技が設けられています。
家庭を想定した「@ホーム」では、今年の大会では標準ロボットとして、トヨタの「HSR」とソフトバンクロボティクスの「Pepper」を使用する部門もありますので、興味津々ですね。
ロボカップの競技について興味があれば、ぜひ公式ホームページでご確認ください。
これら競技の詳細はロボカップ公式ページの「リーグ」に掲載されています。
インタビューはアールティの中川友紀子氏
インタビュー特集も掲載されています。第三回はアールティの中川友紀子氏。ロボカップ小型リーグを中心に楽しい話をしてくれています。
ロボカップは今年7月に名古屋で開催されます。
ロボスタは公式ホームページのコンテンツ制作で協力していて、大会のレポートも行う予定です。
お楽しみに!!