分身ロボット「OriHime」が”遠隔出社” 難病患者の就労も支援するテレワークプロジェクト「働くTECH LAB」

テレワークや遠隔教育などに利用される遠隔操作型のロボット「OriHime」(オリヒメ)を開発・提供している株式会社オリィ研究所は、一般社団法人 WITH ALSと共に、様々な理由で働くことができない人達がロボットで出社する、新しいテレワーク方法の研究プロジェクト「働くTECH LAB」を始動する。

WITH ALSは、1万に1人といわれる難病ALS(筋萎縮性側策硬化症)やその他難病患者、その家族、非患者のQOLの向上に貢献するコンテンツ開発・支援活動を実施する団体。
両社は共同プロジェクトの第一弾として、ロボットテレワークの事例ムービーを公開した。

■「働くTECH LAB」ロボットテレワークプロジェクト



従来のテレワークは、基本的に在宅で行うためオフィスにいる他の社員らと比べコミュニケーションが低下すること、できることが制限されるなどの課題があり、クリエイティブなチーム業務などが難しいというケースが多かった。

それを可能にするため、自身もALS患者である同団体代表の武藤将胤氏は、“常に一緒に仕事をしている”という状況を作れる分身ロボット「OriHime」を活用したテレワーク、「ロボットテレワーク」を考案した。

「ロボットテレワーク」に活用する、分身ロボット「OriHime」

OriHimeは「ロボットと人ではなく、人と人をつなぐロボット」をコンセプトに開発され、カメラやマイク、スピーカーが内蔵された遠隔操作可能なロボットだ。家や会社など行きたいところに置き、インターネットを通して簡単に操作ができる。

Orihimeについて
https://orihime.orylab.com/

■ OriHimeのつかいかた(OriHime – How To Use)



既に、武藤氏はオリィ研究所と協力して、自宅から群馬県の中学校でバリアフリーデザインの遠隔授業により、子どもらと交流するロボットテレワークのトライアルを行っている。

また、オリィ研究所でも、遠方に在住する難病患者や入院患者、育児中の母親など、様々な事情でなかなか外出ができない人を社員をOriHimeでのテレワーカーとして雇うなどの実績もある。




今後は両社の連携により、情報をやりとりする通常のテレワークではなく、そこに居るような存在感を感じさせるロボットテレワークならではの働き方、ロールモデルを調査研究し、活用ノウハウをまとめ、SNSやホームページを通して発信していくとのこと。

将来的には、ロボットテレワーカーの教育や紹介を行う他、短期的にはOriHime利用者に対して入院療養中のライターがOriHimeを使いテレワークで取材をし、ロボットテレワークの実例やノウハウを調査、報告する予定だ。



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ロボスタ編集部
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