シーマン人工知能研究所と九州大学、「メロディ言語認識」の完成を目指し共同研究を開始

育成シミュレーションゲーム「シーマン」の開発で知られるゲームクリエイター・斎藤由多加氏が代表を務める株式会社シーマン人工知能研究所は、国立九州大学大学院言語文化研究院の内田諭氏と共同で、これまで同社が単体で構築してきた「会話型AIのための新口語文法体系」の完成に向けて共同研究をスタートしたと発表した。

メロディ言語認識とは、シーマンで培ってきた対話技術を発展させて、口語での言語認識を行うための同社が開発中の技術。シーマン人工知能研究所は、同社HPの中で研究内容を以下のように示している。

主な研究の目的は、なんですか?

いままでの文語形式のAIエンジンでは、会話における日本語の抑揚などに対して正確な受け答えができていない。
もしかしたら、人工知能を使った製品の中で もっとも普及したコンシューマー製品「シーマン」で培った知見を生かすことで、

「マジ?」
「ええ、マジですよ」
と省略・簡略化した日常会話が成立する、会話エンジン「シーマンAI+メロディ言語認識」ができるのでは…。という仮説を基に研究を進めています。

ここで示されているように、口語での会話はまだ今の会話エンジンでは難しい。特に「マジ?」の部分は、従来のエンジンでは「マジ?」ではなく「マジ」に変換されてしまい、本来の言葉の意味が失われてしまっている。その抑揚を認識するエンジンになるのが、同社がメロディ言語認識と呼んでいるものになる。

今回の研究は、シーマン人工知能研究所が開発を進めている「『メロディ言語』の基盤となる文法体系の確立とその検証」を行うことを目的としている。これができれば、ロボットやAIとの会話体験は格段に向上するだろう。

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ロボスタ編集部
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