【徹底調査】日本未発売のAmazon Echo Show、Echo Spot、Echo Connect、Echo Buttonsの技適取得状況はどうなっているのか?

待望の新製品、Amazon Echo Spot、Echo Connect、Echo Buttons、発売はまだ?でお伝えした日本導入されていないAmazon Echoファミリーの日本国内での電波法による技術基準適合証明の状況についてまとめた。




技適、FCC、CEとは?

まず技適マークについて簡単に説明しておく。海外のスマートスピーカーを使う時に注意が必要なポイントのひとつが「技適」だ。



技適マークがついていない=技術適合していないデバイスを国内で使うと電波法違反になる恐れがあるからだ。もちろんロボスタ編集部では技適マークのないデバイスは電源を入れないようにしている。

実際に入手済みのスマートスピーカーであれば、実機に表示される技適マークを探すのだが、入手していないハードウェアの技適については、総務省の電波利用ホームページにある「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」サービスで調べることができる。




一方、「FCCマーク」はアメリカの連邦通信委員会(FCC)のルール、認証をクリアーしたものにつけられるもの、「CEマーク」は、欧州(EU)で販売する商品に義務付けられるものである。

通常、アメリカの製品であれば、日本導入前に、アメリカで発売されるのが普通だ。つまり通常、日本の技適マーク取得よりも米国FCCマーク取得が優先され、FCCの取得状況から前もっていくつかの情報を得ることができる。例えば認証取得者の名前や製品コードなどがわかるのだ。

この手法を利用してAmazon Echo導入前に日本の技適の状況を調べたレポートは以下を参照して欲しい。今回も同様の手法で最新デバイスの状況を確認してみたい。






日本未発売Amazon Alexaデバイスの状況は?


Amazon Echo Show


■FCC-Search
 FCC ID: 2AETL-0725
 Name: Wonderosa L.L.C.
 Date: 2017/5/9

■総務省技適検索サービス
 技適No. 201-160419
 氏名: Wonderosa L.L.C.
 年月日: 平成28年6月24日

Amazon Echo Showはロボスタで所有しているのでFCC-IDがわかる。それを元にFCC-Searchで検索したところ、2017年5月9日にWonderosa L.L.C. 名義で取得されいることがわかった。この名義で技適検索したところ、予想通り日本でも登録されていることがわかった。形式「MW46WB」は検索すればEcho Showに間違いない。しかし、日付が平成28年、つまり2016年でありアメリカの取得よりおよそ1年早い取得となっているのが謎だ。

結論、Amazon Echo Showは、日本での技適取得済みのため、いずれ日本導入されるだろう。


Amazon Echo Spot



■FCC-Search
 FCC ID: 2ALBE-0301
 Name: Sling Net LLC
 Date: 2017/9/27

■総務省技適検索サービス
 技適No. 201-170847
 ヒットなし

続いてAmazon Echo Spot。このデバイスは、ロボスタ社内でまだ入手できていないので、Koh Aoki氏が米国で入手したデバイスの背面を参考にした。


Photo: YouTube / Koh Aoki

筐体裏面にFCC-ID「2ALBE-0301」を読み取ることができる。このFCC-IDで検索すると、2017年9月92日にSling Net LLCが登録していることがわかる。例によって、この名義で技適検索を行ってみた。すると何故かヒットしない。それなのに既に技適マークが記載されている。技適マークの横の番号「201-170847」でも技適検索でヒットしないという謎の状態だ。

結論、Amazon Echo Spotは日本での技適取得済みまたは取得予定で、いずれ日本導入される可能性が高いだろう。


Amazon Echo Button



■FCC-Search
 FCC ID: UUU-4612
 Name: Amazon Fulfillment Services
 Date: 2017/10/16

■総務省技適検索サービス
 ヒットなし

続いてAmazon Echo Button。こちらは入手済みの人がいないようなので、AmazonのデバイスのFCC-IDを調べることができる「WikiDevi / Amazon Echo Devices」を使う。するとFCC-IDは取得できるので、FCC検索により登録名義、日付もわかる。すると、名義はAmazon Fulfillment Services Inc。アマゾンの名前が出てくるとは予想外である。この名義で技適検索をかけてみたがヒットせずだった。

結論、Amazon Echo Buttonsはまだ日本導入予定はなさそうだ。


Amazon Echo Connect



■FCC-Search
 FCC ID: 2ALBL-1731
 Name: Gillon UK LLC
 Date: 2017/9/27

■総務省技適検索サービス
 ヒットなし

Amazon Echo ConnectについてもEcho Buttonsと同様のやりかたでFCC-ID取得、検索、その後登録名義で技適検索したがヒットせず。登録名義はアマゾンではなかったが、技適取得の動きはまだ見られない。

結論、Amazon Echo Connectはまだ日本導入予定はなさそうだ。



僕はこう思った:

他にも日本未導入モデルにAmazon Echo Look、Amazon Tapなどがありますが、現在まだ国内技適はとれていない状態です。また動きがあればお伝えします。


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中橋 義博
中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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