現代自動車・起亜自動車とSoundHoundが協同で音声対応「インテリジェントパーソナルエージェント」を開発へ

CES 2018でまた自動車メーカーの音声アシスタントへの取り組みが明らかとなった。
今回は韓国の現代自動車と起亜自動車が発表した、独自の音声対応の車載インテリジェントパーソナルエージェントを紹介する。





このシステムは現代自動車・起亜自動車が米国シリコンバレーに本拠を持つSoundHoundと共同開発したもので、積極的なアシスタントとして機能し、運転者のニーズを予測して、有用な情報を提供するという点が特徴だという。例えば、今日の会議の予定を踏まえて、現在の交通状況を考慮した出発時間を提案することができるといった一歩踏み込んだアシスタントになるという。

また競合他社と差別化要素として「マルチコマンド認識」機能が搭載されている。ユーザーは「明日の天気を教えて、リビングルームのライトも消して」と伝えれば各タスクを個別に対応できる機能だ。

なおウェイクワードは「Hi、Hyundai」で、2019年以降の新モデルに導入される見通しだ。


僕はこう思った:

Amazon AlexaやGoogle Assistantを選ばず、SoundHoundが選ばれた理由としては、導入メーカーが独自のカスタムやデータ所有について様々な対応が可能だからだと言われています。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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