スペイン大手通信事業者TelefonicaがMWC2018にて独自AI「Aura」を発表、Facebook、Microsoft、Googleも連携

スペイン・マドリードに本拠を置く大手通信事業者Telefonica(テレフォニカ)がMWC2018にて独自AIを発表した。



Telefónica Auraとは?

Photo: Telefonica

AuraはTelefonicaによるAI音声アシスタントだ。大手他社のアシスタントとは異なり、基本的にTelefonicaの顧客に対するサービスを中心に設計されたものになっている。

今回のMWC 2018にて、アルゼンチン・ブラジル・チリ・ドイツ・スペイン・イギリスの6つの市場に向けてリリースすることが発表された。

注目なのはFacebook、Google、Microsoftなどの大手IT企業との取り組みが含まれている点だ。





Movistar+ Habla、Mi Movistar Argentina、Meu Vivo Mais、O2 Ask、Facebook MessengerのアプリからもAuraを使うことができる。なお、Facebookとの連携は現時点ではチリとドイツに限定されている。





また、Google Assistant、Microsoft CortanaからもAuraと話すことができるという。例えば「Ok Google, Let’s Talk to Aura.」でAuraに接続されるイメージだ。




Aura搭載デバイスの「Movistar Home」

Photo: Telefonica

また、今回テレフォニカ傘下の携帯電話事業会社MovistarがAura搭載デバイスを予告している。

ディスプレイ、カメラ搭載のスマートディスプレイデバイスで、動画コンテンツ、ビデオ通話、スマートホームデバイス制御などが可能という。

価格詳細は現時点では発表されておらず近日公開される予定となっている。




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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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