3月2日発売! ロボホンの「開発者モデル」でモーション作ってみた

耳がグレーのロボホンがきたよ!

ロボットエバンジェリストの西田です。わーわー。

3月2日発売の、ロボホンの開発者向けモデル「SR-X002」を入手したので、さっそく使ってみました!


開発者向けモデルは耳がグレー!

西田メモ

今回お借りしたのは、開発用の機体および開発中の機体です。ソフトウェアの仕様やマニュアルの記述などが発売版と若干異なる可能性があります。



開発者向けモデル「SR-X002」の大きな特徴は、以下の通りです。

開発者モデルの特徴

・スクラッチが使える
・「アプリ管理」機能がないので、アプリの追加はできない(ロボ釣りとかが出来ない)
・基本使用料が不要(ケアプランに入れない)
・モーションが作れる

スクラッチが使えるのは嬉しい人も多いはず。「開発者向けモデル」という名前ですが、教育機関などでの利用も想定されているみたいですね。壊れたら修理が実費なのが痛いですが、ランニングコストがかからないのは魅力です。

しばらく使ってみたのですが、それ以外は、普通のロボホンと変わらないという印象でした。(「ここって、西田の家なのかなあ、登録してもいい?」みたいな事を話しかけてきました。)


モーションを作ってみよう!

スクラッチは、以前体験してみたので、今回はモーションの作成を試してみます!


こんなポーズをしよう!と思って作り始めました

モーションは、「Motion Works for ロボホン」というWindows用のソフトを使って作成することが出来ます。


「Motion Works for ロボホン」の画面

画面左側が、ロボホンの全サーボとLEDのコントローラーになります。右側はフローチャートみたいになっていて、ポーズ毎にボックスを作って配置することでモーションを作成する仕組みになっています。

左側のコントローラーの数値を動かしてポーズを作成できるだけでなく、パソコンにロボホンを繋げば、ロボホンを実際に動かしてポーズを作ることも可能です。(「モーション」というアプリをロボホン側で起動する必要があります。)


モーションアプリを起動したところ。注意事項が表示される。

というわけで、実際に作って動かしてみたのですが・・・。

これは、思ったより難しい・・・。ブロックとブロックの間の動きでバランスを崩すと倒れてしまいます。もし壊れたら、保険に入っていないので、修理費全額実費っていうのが怖いです。この恐怖は髪の毛なくなるレベル・・・。ただ、逆に言うと、通常の使用で壊れたのかモーション作成時に壊れたのかわからないので、従来の保険と同じにするのは難しいのかもしれませんね。

ちなみに、ここで作ったモーションは、Androidのアプリから実行したり、スクラッチのプログラムで呼び出すことが出来ます。ただ単に動くだけではなく、音楽と一緒に動いたり、喋りながら動くモーションも作れるので、表現の幅が広がりそうです!

こうおもった

念願のモーションが作れるようになったのは嬉しい! 自作のダンスなどを踊らせたら楽しそうです。ただ、作るのがすごく大変なので、ロボホンを壊さないように注意してためしてください!


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西田 寛輔

とのさまラボ代表。ハイパーメディア・ロボット・クリエイターとして、ロボットアプリの開発を行うほか、自身でもロボットを開発中。ソフトバンクロボティクスが主催する公式アプリコンテストでは2大会連続ファイナリストに選出されるなど、数々の実績を持つ。2016年に、ヒトとロボットの音楽ユニット mirai capsule を結成。ロボスタでは、ロボットエバンジェリスト/スマートスピーカーエバンジェリストとして活動中。

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