福井銀行で銀行業務の文書データ解析を人工知能が行う実証実験、FRONTEOのKIBITを活用

法令を守っているか、顧客にきちんとした説明ができているかは「人工知能」が文書を見てチェックする。
そんな時代に向かっているのかもしれない。

福井銀行は銀行業務における文書データの解析を人工知能が行う実証実験(概念実証)を開始する。FRONTEOが独自に開発した人工知能エンジン「KIBIT(キビット)」を使用し、実施期間は2018年3月と4月の約2カ月を予定している。


実証実験の概要

実証実験では、ビジネスデータ分析支援システムである「KIBIT Knowledge Probe」を活用し、福井銀行の行員が銀行利用者と接した際の大量の交渉記録の中から、人工知能の判断の基礎となる教師データの作成と解析結果の精度検証、解析レポートの提出を行う。

金融商品販売時の各種法令の遵守、適合性の原則に沿った説明等がなされているかのチェックは、キーワード検索のみでは難しく、「精度」と漏れなく抽出する「網羅性」の両方が求められる抽象度の高い判別が必要だ。今回の実験では、見つけ出したいデータを的確に抽出することができるかを重要視しており、特に金融商品販売時においては、適切な説明がなされていたかの判別を求めている。

人工知能KIBITによる実証実験のイメージ(※クリックで拡大)

FRONTEOは、銀行利用者の取引をきめ細かくフォローできる仕組みづくりの可能性を確かめ、金融商品のサービス向上と銀行業務の高度化を通じて、顧客の利便性向上を目指す福井銀行の取り組みを支援すると共に、これまでの金融機関向けへの KIBIT 導入のノウハウをもとに、今回の実証実験を通じて、成果や改善点を早期に導き出し、実際の導入に向けた協力を行っていくと述べている。

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ロボスタ編集部
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