名古屋パルコでロボットが「棚卸業務」の実証実験 電子タグ読み取り在庫を集計
2018年5月11日
By ロボスタ編集部
株式会社パルコは、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター(都産技研)、日本ユニシス株式会社、08ワークス株式会社で共同開発した、商業施設・小売店等での業務に特化した自走ロボット「Siriusbot(シリウスボット)」を、5月17日(木)より名古屋PARCOに設置することを発表した。
シリウスボットは高さ約94cm、幅63cm×53cmの丸みを帯びたデザインの自走ロボット。重さは約35kgで走行速度は最大6km/h。上部がタッチディスプレイになっていて画面操作が可能なほか、音声認識・合成により音声でのやりとりも可能。センサーが障害物を検知して、障害物のないルートを選択して走行することができる。
同ロボットは、5月17日(木)から28日(月)の期間中15時-19時、名古屋PARCO西館7階のレストランフロアで稼働。日・英の二ヶ国語での館内案内を行い、ショップや施設情報を音声と画面を使って案内。そのままショップまでつれていってくれるのだという。
期間中、同じフロアには、アマゾンのスマートスピーカー「Amazon Echo」も待機。Amazon Echoに話しかけることで、フロアで稼働しているシリウスボットを呼び出すことができる。
また5月15日(火)閉店後には、シリウスボットが名古屋パルコのテナントショップ内を巡回し、電子タグを読み取ることにより店内商品の在庫数の集計・棚卸しを実行して、売り場スタッフの業務サポートをする実証実験を行う。電子タグにはSHIPS RFIDが使われる。
なお、シリウスボットは昨年、池袋PARCOでも同様の実証実験を行なっている。
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