ABEJAの技術顧問に松尾豊氏、大関真之氏が就任 AIや量子アーニングの助言を

株式会社ABEJAは、今年10月1日より、東京大学 大学院工学系研究科 特任准教授の松尾豊氏と、東北大学と東京工業大学で准教授を務める大関真之氏の2名との技術顧問契約を締結し、技術顧問として就任したことを発表した。

ABEJAは2012年の創業時から、国内のAI関連を専門とする大学教員陣と連携し、ディープラーニング技術などの研究を行っている。提供するサービスで用いられるディープラーニングの技術はすべて自社で開発を行い、コア技術のAIプラットフォーム「ABEJA Platform」を活用し、製造業界、小売・流通業界、インフラ業界等との協業を実施、各種ソリューションを様々な業界に提供し、150社以上でAIの本番運用を実現している。

今回ABEJAの技術顧問に就任した松尾氏は、人工知能、ウェブマイニング、ビッグデータ分析を専門分野とし、同分野の第一人者として長年にわたり研究に取り組んでいる。昨年6月には一般社団法人日本ディープラーニング協会の理事長として、同技術の産業活用促進や人材育成に力を注ぐ。

一方の大関真之氏は、次世代コンピューティング技術として期待される量子力学による動作原理を利用した手法、特に量子アニーリング方式の研究を専門とし、昨年10月には東北大学にて量子アニーリング研究開発センターの立ち上げにも携わった。また、2019年4月発足予定の「量子アニーリング研究開発コンソーシアム(仮称)」の設立にも取り組んでいる。

松尾氏はABEJAが取り組む研究開発を一層推進するためディープラーニングを軸としたAIの最新研究動向に関連した助言を、大関氏は量子コンピューティングおよび量子アニーリングに関する最新研究動向に関連した助言を行う。

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株式会社ABEJA

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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