「キラーロボット」を国会議員と共に考えるイベント、11月20日に開催

特定非営利活動法人 難民を助ける会は、米国・ロシア等十数カ国で開発されているというAIを用いて人を攻撃・殺傷を行う「キラーロボット」に対し、「日本はどのような役割を果たすべきか」などを考える勉強会を開催することを発表した。

開催日時は2018年11月20日(火)の午後5時から午後6時30分まで、会場は衆議院第一議員会館 地下1階 第5会議室が予定されている。

キラーロボット(殺傷ロボット)とは、人間の介入・操作無しに攻撃目標を定め人を殺傷するAI兵器。「自律型致死兵器システム(LAWS)」とも呼ばれている。核兵器に次ぐ兵器革命をもたらすと警告されているが、そんなキラーロボットのない世界を目指し、実戦投入前に禁止条約を作ろうという国際的な動きが進んでいる。

今回の勉強会では、日本はどんな役割を果たすべきかを考え、外務省、防衛省からLAWSに関する各省の見解や、国会議員・政府・市民社会・専門家の4者によるディスカッションなどが行われる。11月20日正午まで参加応募を受け付けている。

「第二回キラーロボットのない世界に向けた日本の役割を考える勉強会」

式次第
1.開会の言葉と問題提起(公明党代表 衆議院議員山口那津男)
2.キラーロボット/LAWSの概要及び第一回勉強会の報告 (主催NGOより)
3.主催国会議員及び参加国会議員の発言
4.外務省及び防衛省からLAWSに関する各省の見解
5.市民社会及びAI・専門家からキラーロボット/LAWSに関する見解、政府への要望
6.国会議員・政府・市民社会・専門家の4者によるディスカッション(モデレーター 衆議院議員 遠山清彦)
7.閉会挨拶 (ヒューマン・ライツ・ナウ事務局長 伊藤和子)

「ディスカッション登壇者(予定)」
市民社会:難民を助ける会理事長 長有紀枝、ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表 土井香苗 他
専門家:脳科学者 茂木健一郎、慶應大学理工学部教授 栗原聡(汎用AI、自律AI等)、拓殖大学教授 佐藤丙午(安全保障)、古田貴之(千葉工業大学未来ロボット技術研究センター所長)


「第二回キラーロボットのない世界に向けた日本の役割を考える勉強会」概要

日 時:2018年11月20日(火)午後5時~午後6時30分(開場:午後4時45分)

会 場:衆議院第一議員会館 地下1階 第5会議室(東京都千代田区永田町2-2-1-B1)

最寄駅:国会議事堂前駅(東京メトロ丸ノ内線、千代田線)、永田町駅(東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線)


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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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