「Hitomean」と「Nao」を活用して、子供と高齢者向けのコミュニケーションロボットサービス実証実験が開始
三菱総研DCS株式会社と日本サード・パーティ株式会社は、「Hitomean(ヒトミーン)」と「NAO(ナオ)」を活用して、子供と高齢者を対象にしたコミュニケーションロボットサービスの実証実験を2019年1月より開始することを発表した。
「Hitomean」は、DCS独自のクラウド型対話AIエンジンで、学習データをもとに、表現の揺れを吸収し、自然言語での対話を実現する。
「NAO」は、ソフトバンクロボティクス株式会社が提供する人型コミュニケーションロボット。これまでにも子供や学生向けの教育と療育の実証実験が数多く行われてきた。
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現在、保育施設や小児科病院、介護施設では、利用者の増加、ニーズの多様化、職員の不足などの課題を抱えている。その中で、日常の生活機能である「参加」や「コミュニケーション」に働きかけ、生活の活性化を促進する新たな方法として、コミュニケーションロボットの活用が注目されている。
「Hitomean」と「NAO」は、対話をきっかけとして遊びやリハビリ、学習への参加をうながす。これらの活動に対する、利用者のより前向きな気持ちの引き出しや、音声認識と人間に似ている動作により利用者の不安感や孤独感を和らげる新しいコミュニケーションUX(ユーザエクスペリエンス)の提供などを期待する。
2019年1月31日~2月1日に開催される九州精神神経学会において、本サービスの展示発表を行う。展示では、実際に「Hitomean」と「NAO」を活用した対話サービスの体験ができる。
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郭 心宇中国出身、1993年生まれの25歳。2018年東京大学プロトタイピング・デザイン研究室から修士課程を終了した。中国・日本のロボットを調査しながら、知識と経験を積むことを目的として、ロボスタでアルバイト中。ロボット以外では、スポーツと旅行も好き。日本全国を回ることが三年以内の目標です。