コンセプトが面白い! GIFで感情を伝えるロボット「Peeqo」が資金調達中

クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で資金調達中の興味深いロボットをご紹介する。

今回紹介するのは、インターネットやTwitter、Facebook、などのSNSサービスに投稿されたGIF画像でコミュニケーションや感情を表現するパーソナルロボット「Peeqo(ピーコ)」だ。このロボットは、Kitでの販売も行なわれており、特別な道具や工具使わずに組み立てることができる。



普段私達がSNSで「返事を面白く返したい」「言葉では伝えられない」時にGIFを使って返信していることに注目し、この表現方法を装置に与えることができたらと考えて開発されたのがこのロボットだ。



開発した芸術家兼作家のAbhishekさんは、2年前にPeeqo(2番目のバージョン)をどのように構築したかを詳述しredditに投稿した。するとそれはソーシャルメディア全体で何百万ものビューを記録したという。

以下の動画は、その時にredditに投稿されたものだ。

その後Abhishekさんは「Peeqo」のすべてのファイル、デザイン、コードを公開した。何百人もの人々とチャットで連絡を取り、Peeqoを一から設計し直し、あらゆる年齢層に適した手頃な価格で入手しやすいDIYキットとしてクラウドファンディングに登場した。



Peeqoは、GIFで表現するという以外にも天気、タイマー、スマートデバイスコントロール、音楽の機能をスキルとして追加することができる。また、Google Cloud Speech、Amazon Voiceなどのオープンソースの代替製品と連携することでスピーチをテキストサービスに追加することも可能(Googleクラウドスピーチなどの一部のサービスは、一定の制限を超えると料金を支払わなければならない)。


peeqoの頭脳には、Raspberry Pi3/3B+が使用されている。

peeqoは、現在クラウドファンディングにて179ドル(約2万円)で販売中で、目標金額約780万円に対し590万円を調達している。調達期間の残り時間は13日。

開発したAbhishekさんは、4年前にはプログラムの方法もArduinoとラズベリーパイの違いさえも知らなかったという。しかし、彼はやり方を学ぶことが、新しいスキルを習得するための最良の方法であることに気づき、Peeqoを通して、自身のロボットを作る喜びを経験し、「その過程でたくさんのことを学んだ」と話す。現在は、人間のロボットの相互作用の未来を形作るのを助けることができるプラットフォームを提供したいと考えているという。

関連サイト
Peeqo Kickstarterページ

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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