デリバリーロボット「Relay」が新宿ワシントンホテルに導入 アメニティの配送などを担当

株式会社マクニカは、同社が導入支援を行なっているSavioke社のデリバリーサービスロボット「Relay(リレイ)」が新宿ワシントンホテル本館に導入されることを発表した。4月26日(金)のチェックイン以降の稼働開始を予定している。

Savioke社のデリバリーサービスロボット「Relay」は、人から人へと品物を運び、ゲストの印象に残る特別な体験を提供する自律走行デリバリーロボット。ホテルにおいては、スタッフの一員として軽食や飲み物を各部屋に運ぶ配送サービス等に多く利用されている。品物を目的の場所に運び、スタッフの業務負荷軽減に貢献するロボットだ。



新宿ワシントンホテルではデリバリーサービスロボットの名前を、「お客様の元へ『参る(まいる)』」、「お客様へスマイルをお届けする」という2つの意味を込めて、宿泊客や従業員から親しみを込めて呼ばれるよう「S-mile(スマイル)」と名付けられている。客室アメニティのデリバリーだけでなく、お客の元へケーキや花束等をお届けするサプライズ演出スタッフとして活躍することも予定しており、日本の最先端の「おもてなし」として、「お客様の心に残る体験を提供したい」としている。

Relayは、タオル、充電器などの客室アメニティや貸出備品の配送を担当することを予定している。

フロントまで電話で希望のアメニティや貸出備品を伝えることでRelayが自身でエレベーターに乗り、部屋まで向かう。部屋に到着したら電話でお知らせが入り、品物を受け取るという流れだ。受け取り後は、宿泊客がRelayの画面にタッチをして評価をすると、Relayはロビーへと戻っていく。

マクニカは、新宿ワシントンホテル本館において、「Relay」の導入からサポート・保守・メンテナンスサービスを提供。エレベータシステムなどホテル設備とのインテグレーションを行い、ゲストの客室まで自律走行で品物を届けることを可能にしている。同社は、世界各国の宿泊客に、「利便性と効率性の高い次世代型サービスの提供を実現します」と述べている。

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ロボスタ編集部

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