3D×AIとUnitreeロボットの連携システムを初公開へ!WOGOが建設・製造業界のDXを加速

株式会社WOGOは、10月23日(水)から25日(金)まで開催される「Japan DX Week 第2回 現場DX EXPO 秋」に出展すると発表した。

今回の出展で同社は、人手不足の解消と生産性向上に貢献する新たな技術ソリューションとして、3D×AI技術とUnitreeロボットの連携ソリューションを初公開する。

 

2D図面から3Dモデル自動生成「TRANDIM」を展示

展示の目玉となるのは、三機工業株式会社と共同開発した2D CAD図面から設備機器の3Dモデルを自動生成するソフトウェア「TRANDIM」だ。建築・建設プロジェクトにおけるBIM(Building Information Modeling)の普及を妨げていた長年の課題を、同社の3D×AI技術によって解決するソリューションとなっている。

従来、複雑な形状を持つ設備機器について、設計者が2Dの仕様図面を基に3Dモデルを手作業で作成する工程が大きなボトルネックとなっていた。「TRANDIM」はこの作業を自動化することで、作成時間を大幅に短縮し、最大90%の効率化を達成する。

DXFやDWG形式などの2D CAD図面を読み込むだけで、複数の図面情報を複合的に解析し、設備部品の概形の3Dモデルを自動かつ高速に生成できる。簡単なインターフェース操作で人手による追加編集も可能だ。

 

 

3Dスキャンソリューション「WIDAR」も紹介

スマートフォンアプリから産業用機器まで、幅広いニーズに応える高精度な3Dスキャン技術も展示される。

「3D制作の民主化」を目指した世界初の3Dスキャンと3D編集が可能なスマホアプリ「WIDAR」では、手軽に高精度な3Dデータを生成し、クリエイティブからビジネスまで幅広く活用できる。

産業向け3Dスキャンソリューションでは、建設や製造事業者向けに独自の技術で実現した高精度3Dスキャンとデータ管理機能を、顧客の自社システムに組み込める形で提供する。スキャン後のノイズ除去や、実測データから設計用のCADデータへの変換をAIで自動化し、データ活用フェーズの作業効率を劇的に向上させる。

 

ロボット連携による業務自動化も実演

WOGOの開発ソフトウェアを組み込んだ4足歩行ロボット「Unitree Go2 Air / R&D」および、「Open Duck Mini」と名付けた自作ロボットを展示ブースに持ち込み、3D・AI技術とロボット連携による業務自動化の未来を実機デモンストレーションで紹介する予定。

その他、既存の図面資産を効率的に活用するための2D図面検索技術、熟練技術者のノウハウをデジタル化し人材育成と技術継承を支援する暗黙知の蓄積・継承ソリューション、顧客とゼロから課題解決に取り組む共創型開発なども展示される。

 

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杉田 大樹