大規模施設や複雑環境の清掃を革新!AI搭載清掃ロボット「PUDU MT1 Max」

中国深センに本社を置くPudu Roboticsの日本法人、Pudu Robotics Japan株式会社は、最新のAI搭載3Dセンシング清掃ロボット「PUDU MT1 Max」を2025年8月20日(水)に発表した。
MT1シリーズの最新モデルとなる本製品は、広範かつ複雑な清掃シナリオに対応可能な高度な技術を搭載し、大規模施設や半屋外環境での清掃効率を大幅に向上させることを目指している。

 

「PUDU MT1 Max」

MT1 Maxは、3D LiDARとマルチセンサーフュージョンによる先進の3Dセンシングシステムを備え、空間の正確な認識と経路判断を実現する。超高天井やガラス屋根、夜間の環境でも安定したマッピングと位置決めが可能で、粉塵や砂嵐、霧などの高干渉環境下でも走行中の車両を素早く検知し、柔軟に回避動作を行う。

また、デュアルチップアーキテクチャにより演算能力が2倍に向上し、高速な認識と効率的な計算を実現した。AIによる清掃モードの自動調整やリアルタイムのゴミ識別、広域スキャンによるスポット清掃など、多彩な機能を搭載している。特に、ゴミの重量に応じて清掃モードを最適化し、デュアルサイドブラシ間で正確にゴミを回収することが可能。

清掃性能も強化されており、70cmの清掃幅と35リットルのゴミ箱容量を持ち、微細なホコリからタバコの吸い殻、落ち葉、ペットボトルまで一度に掃き取れる。内部振動システムによる自動フィルター清掃機能により吸引力とろ過効率を維持し、部品寿命を延ばすとともに手動メンテナンスの頻度を減らせる。

安全面では、IP54の防塵防水性能を備え、雨天時には雨センサーが作動して自動で回避モードに切り替わる仕組みとなっている。1.2メートルの高輝度ビーコンライトが歩行者や運転者の視認性を高め、潜在的なリスクを軽減する。さらに、最先端の3D LiDARによる強化型障害物回避システムを搭載し、車両や歩行者、小動物など多様な動的障害物を識別し、個別の回避戦略を適用できる。

MT1 Maxは長時間稼働と自動充電により24時間運用が可能で、IoT連携によるスマートインフラとのシームレスな運用や遠隔管理ツールによるリアルタイム監視も実現した。狭所や障害物の多い環境でも高い機動性を発揮し、最も困難な環境でも包括的な清掃カバレッジを保証している。

 

Pudu Robotics

Pudu Roboticsは、MT1シリーズとして2024年にMT1、2025年にMT1 Vacを展開しており、今回のMT1 Maxの発売によりインテリジェント清掃ロボットのラインナップを拡充した。各モデルは空間やゴミ種別、運用ニーズに応じた最適なソリューションを提供し、世界中の企業が清潔で安全かつ効率的な環境を維持できるよう支援する。

Pudu Roboticsはサービスロボット分野の世界的リーダーであり、移動能力、操作能力、人工知能をコア技術とした多様なロボット製品を展開中。飲食、リテール、ホテル、医療、エンターテインメント、工業施設、教育など10の業界で幅広く利用され、80以上の国と地域、1,000以上の都市に10万台以上のロボットを納入している。

 

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杉田 大樹

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