スタートアップワールドカップ優勝はベトナムのAI物流企業

世界の35地域・国の予選を勝ち抜いた強豪スタートアップが優勝投資賞金約1億円を競い合う「スタートアップワールドカップ2019」の準決勝戦と決勝戦が、米・シリコンバレーにて開催された。世界優勝の座に輝いたのはベトナム代表のAbivin。AIを活用した物流最適化プラットフォームによって物流コスト削減やサプライチェーン全体の可視化に成功しているスタートアップだ。

Abivinの強みは技術力にある。世界トップレベルのアルゴリズム・エンジニアを抱え、ビッグデータ分析やAI・IoTのシステム構築力に優れている。提供しているのは物流を最適化するプラットフォーム。複数の倉庫内の在庫管理を行なうことができ、配送時のルートの最適化、リアルタイムにトラック車両の位置を確認できる輸送管理までを行なうことができるものだ。

2位のSonavi Labsは、米・ボストンから参加した肺炎治療に寄与するAIデジタル聴診器の開発を行なう企業。年内にこのAIデジタル聴診器のリリースを控えている。

日本からはリサイクルベンチャーの日本環境設計が参加し、最終ファイナリストTOP12に残る活躍を見せた。2017年に開催された第1回スタートアップワールドカップでは、日本から参加したユニファが優勝。IoTやロボットを活用したスマート保育園のサービスが評価されていた。

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ロボスタ編集部

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