1万円未満で買える小型ディスプレイ搭載の新機種「Amazon Echo Show 5」実機レビュー!

2019年6月26日より国内出荷開始となったAmazon Echo Show 5。ロボスタ編集部に届きましたのでレビューします。

開封の儀

まずはパッケージを開封していきます。


Echo Show 5とEcho Show 5用の角度調整スタンドも同時に入手しています。



内容物は、本体とACアダプタと簡単な説明書のみというシンプルな構成です。




本体チェック

続いて本体をチェックしていきます。


5.5インチのディスプレイを搭載しています。右上にフロントカメラがあります。



正面から見るとスマホのように見えますが、奥行きは73mmとスピーカーらしい形状です。



本体上部にはカメラカバーのスライドスイッチ、音量ボタン、ミュートボタンが並びます。またマイクの穴も2積みえます。



背面には電源ポート、Micro−USBポート、3.5mmステレオジャックが並びます。Micro-USBポートは充電用ではないと説明書には書かれていましたが、では何に使うのかは謎です。



底面はラバー製です。




角度調整スタンド

オプションの角度調整スタンドも買ったので使ってみます。


視聴角度やカメラアングルを調整できるAmazon純正のスタンドで価格は1,980円。



Echo Spotの純正スタンド同様、マグネットで吸着する。取り付けるのも取り外すのも簡単です。



画面の反射が気になる場合でも角度を変えるとずいぶん見やすくなりますので、おすすめオプションです。




ディスプレイ搭載のスマートスピーカー比較

他のスマートディスプレイと比較してみます。



まずAmazonのディスプレイ搭載モデルを並べてみました。Echo Showの10.1インチに比べてEcho Show 5の5.5インチはだいぶ小型に見えます。Echo Spotは画面の形が特徴的で、実用面よりもかわいらしさを求める人向けとなりそうです。



横から並べてみたところ。なおこの3機種はすべてオプションの角度調整スタンドありの状態で撮影しています。

価格については、Echo Showは27,980円に対して、Echo Show 5は9,980円、Echo Spotは14,980円です。Echo Show 5の安さが際立ちます。



Googleのライバル製品Google Nest Hubと並べてみました。7インチディスプレイ搭載なので、Echo Showの5.5インチディスプレイよりは一回り大きいですが、本体サイズにそれほど差を感じません。



横から見るとEcho Show 5の方が奥行きがあります。

Gogole Nest Hubの価格は15,120円なので、これと比べてもEcho Show 5のコストパフォーマンスの良さは際立っています。




Amazon Echo Show 5のセットアップ

続いてセットアップに入ります。


Echo Show 5はWi-Fi簡単設定対応機種ということで、基本的にコンセントにACアダプターをつないで本体の電源が入れば、あとは画面の指示に従うだけでセッティングは完了します。

途中何度かアップデートや再起動が自動的に行われた後、使える状態になります。




使ってみての感想

ディスプレイを活用する操作をさまざま体験してみました。


常に時間や天気が表示されていて壁紙もいろいろ変更できます。

プライム・ビデオの閲覧はEcho Spotよりも画面が大幅に広く感じて快適でした。また、スマートホームデバイスを多数導入している場合でも、新しくなったスマーホーム設定画面で管理が簡単になっているのも魅力的です。



Echo Show 5独自のカメラカバー。カバーをスライドすると物理的にカメラだけオフにすることができ、前方からみてもカメラが塞がれているのがわかる仕組みです。このカメラカバーがあればプライバシーの配慮は十分に思えます。Google Nest Hubはあえてカメラなしとしていますが、ビデオ通話などでカメラを使いたい時にも対応できるEcho Show 5の方がこの点では魅力的です。



なお、マイクとカメラを両方ともオフにする場合は[マイク/カメラボタン]を押します。



1.65インチの4Wスピーカーを内蔵しているEcho Show 5の気になる音質はEcho SpotとEcho Showの間です。手の届く範囲において音楽を聞く分には不満は少ない音質と思いました。



歌詞が用意されている曲の場合、きちんと表示されるのも画面があるデバイスならではの機能です。

9,980円という価格を考えると、今一番オススメのEchoデバイスと思います。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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