結束バンドでぴょこぴょこ動く姿が可愛い「ユカイな生きものロボットキット」ユカイ工学がNHK「小学生ロボコン」に向けて開発

ユカイ工学は、NHKエンタープライズが2020年3月に開催を予定している「小学生ロボコン」に向けて、小学生でも簡単にロボット作りができる「ユカイな生きものロボットキット」を開発したことを発表した。ロボットキットの発売は2019年秋頃を予定している。

1988年、NHKのスタジオで始まった「ロボコン」は、奇想天外な手作りロボットが登場して、真剣勝負が繰り広げられるイベント。「高専ロボコン」「NHK学生ロボコン」「ABUロボコン」に続き「小学生ロボコン」が開催される。
「小学生ロボコン」にはこのロボットキットを利用して予選応募することができる。


ぴょこぴょこ動くロボットが作れる

「ユカイな生きものロボットキット」は、結束バンドのしなやかさや柔らかさで、ぴょこぴょこ動くロボットが作れるロボットキット。ケーブルなどをまとめる道具として活用されている結束バンドを応用して、ロボットの腕や足を作ることができる。移動するロボットはタイヤをあえて使わず「モータにバンドを巻きつける」という簡単な組み立てで、歩き回る生きものロボットを作ることが可能。

ロボットの仕組みはシンプルで、モータと電池、スイッチのみで回路が構成されている。そのため、小学校で勉強する理科の知識の範囲で製作することができる。


キットの付属物

このキットは、小さい頃からモノ作りに興味をもってほしい、また、ロボットの”動き”を作る上で基本となるパーツであるモーターやスイッチなどを使うことによって、ロボットの仕組みを知ってほしいとの思いから開発がスタート。キットには、作り手の創意工夫を存分に盛り込む余地を持たせ、体験する子どもによって違いのあるロボットができるという。

現在、「ユカイな生きものロボットキット」を使用したワークショップが開催している。無料のイベントは次のサイトから参加できる。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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