ロシア検索大手YandexがAI音声アシスタントAlice搭載の小型スマートスピーカー「Yandex.Station Mini」を発表。ジェスチャー操作にも対応

2019年10月9日、ロシアのYandexがロシア語のAI音声アシスタント「Alice」を搭載した小型スマートスピーカー「Yandex.Station Mini」を発表した。

Aliceはスマートホームデバイスの制御、音楽再生、リマインダー設定、お休み前のオーディオブック読み上げなどが可能なアシスタントで、すでに4,500万人の月間ユーザーがいるという。2018年に発表されたYandex.Stationの小型・低価格モデルという位置づけとなり、よりAliceのユーザーを広げる戦略だ。



Yandex.Station Miniの見た目はAmazon Echo Dotに似たコンパクトなスマートスピーカーだ。最も違う特徴は音声操作以外にジェスチャー操作を統合した点だ。

ユーザーは手の動きだけで、音量を調整したり、目覚まし時計をスヌーズしたり、子供が眠りに落ちたときに音声のおとぎ話を停止したりできる。

またジェスチャー機能の少し変わった使い方として、ハンズフリーのジェスチャーで楽器テルミンを演奏するように手の近づけ方で様々な音を生成する機能もある。



カラーはホワイトとブラックの2色展開。いずれもパープルがワンポイントとなっている。

2019年10月30日よりモスクワのYandexストアで、3,990ロシアルーブル(日本円でおよそ6,700円)で発売される。購入すると、Yandex.Musicなどのサブスクリプションサービスが3ヶ月分無料サービスとして提供されるという。



Source:Yandex



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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