カスタムスキルをAmazon Alexa定型アクションから呼び出し可能に!

2019年10月31日、アマゾンが日本のAmazon Alexa搭載デバイスで利用できる定形アクション機能を改善し、Alexaのカスタムスキルを追加できるようになったことを発表した。

そもそも定形アクション機能は2017年12月26日にリリースされ、スマートホーム、フラッシュニュース、天気予報の3種類を指定して一度の指示で一連の操作を起動させる機能。任意のカスタムスキルが指定できたらより便利になると当時以下の記事で書いたことを思い出した。デベロッパーからの要望も最も高かった機能だというから、みんな思うことは同じのようだ。

提携アクションを使うためには、Alexaアプリで設定を行う必要がある。アプリ内の「定型アクション」を選んで、有効にしているスキルを選択するだけ。日常的にスキルを使っている人なら迷うことはないはずだ。



定例アクションの例として以下のようなイメージが紹介されている。

「アレクサ、おはよう」というカスタム発話で、テレビがつき、予め設定したその日のゴミ出しを確認する。
 (スキル名「今日のゴミ出し」を起動)

時刻設定により、朝8時にルンバが掃除を開始した後、荷物の配達予定を聞く。
 (スキル名「ヤマト運輸」を起動)

テレビが消えた後、毎日欠かさず聞く日替わりの一席落語で笑う。
 (スキル名「まいにち落語」を起動)

寝室の電気が消えた後、軽井沢の美しい自然音を流す。
 (スキル名「おやすみの森」を起動)

なお、複数のアクションを登録した場合スキルの実行は一番最後になる、追加できるスキルは1つの定形アクションにつき1つ、ミュージックとカスタムスキルを同時には指定できないなど一部制限がある。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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