サイボーグやアバターロボットは未来のライフスタイルをどう変えるか?「国際サイボーグ倫理委員会」が豪華メンバーで配信イベント開催

国際サイボーグ倫理委員会(GCEC)は、サイボーグ技術について様々な分野の有識者を招き、革新的な技術がもたらす文化的・倫理的な変化について議論し、社会受容度の向上や、普及活動に取り組む団体。国際サイボーグ倫理委員会の設立を記念したキックオフイベントとして、アバターやロボット業界で知られる有識者が登壇するパネルディスカッションが2020年4月11日(土)に開催される(13時~18時30分まで)。

なお、同イベントは「COVID-19」などの感染症拡大防止の観点から、メイン会場をオンライン会場へと切り替え、有料限定LIVE配信で行われる。なお、チケットを購入した人は、LIVE配信後のアーカイブ映像も見ることができる。料金は2,000円。チケットはPeatixで販売。


豪華ゲストによるパネルディスカッション

パネルディスカッションは2部構成で行われるが、登壇メンバーが実に豪華。例えば、生体信号処理技術とロボット技術を組み合わせた独自技術を用いてサイボーグ技術の研究・開発を行うベンチャー企業である株式会社メルティンMMIの粕谷氏。

分身ロボットカフェDAWNやテレワークでの活用で注目を集めている「OriHime」シリーズ等を開発しているオリィ研究所の吉藤オリィ氏。

アバターロボット「ugo」(ユーゴー)を開発、警備業務に特化したソリューションも発表したMira Roboticsの松井氏。

他にも、Shiftallの岩佐氏、ソニーコンピュータサイエンス研究所フェローの暦本氏、ロボスタにはe-Rubberの記事で登場した慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科の南澤教授が登壇する。(関連記事「次世代ゴムはロボットの皮膚や筋肉になる 感じて動くゴム「e-Rubber」豊田合成・慶應大が共同開発、ロボデックスで展示へ」)


第一部「アバター社会の実現に向けて -創業の経緯と開発の今」

前半ではアバター(遠隔操作ロボット)社会が訪れると、何ができるようになるのか? 実生活や現代社会の抱える社会課題にはどのような影響を与えるのか? 人手不足の解消や、通勤ラッシュの解消、働き方やライフスタイルの変化など、様々なタイプのアバターを開発しているベンチャー企業を招いて、アバター社会の実現に向けて紹介。後半では起業するに至ったきっかけや、ハードウェアベンチャーならではの開発の実情など、普段はあまり聞くことのできない話をする。

登壇者
■松井 健 氏(Mira Robotics株式会社 代表取締役CEO)
1981年生まれ、横浜市出身。東京工科大学 メディア学部卒。SIベンチャー企業で大手企業向け業務システムを開発後、2006年に同僚らが起業した株式会社モンスター・ラボに創業メンバーとして参画、様々な新規事業のiOS/Androidアプリ/Webシステム/ソーシャルゲームなどを開発する。2011年に、IoTデバイスを開発する株式会社ミラを創業。日本/深圳を拠点に、BLEをはじめとする無線通信技術を活用し、農家向け定点観測デバイス、スマートロック、スマートトイなどの製品を開発する。2018年に、Mira Robotics株式会社を設立し、代表取締役CEOに就任。これからの社会に向けたロボティクス・サービスを開発している。

■吉藤 オリィ 氏 (株式会社オリィ研究所 代表取締役所長)
小学校5年~中学2年まで不登校、高校時代に電動車椅子の新機構を発明し、科学技術の世界大会Intel ISEFにてGrand Award を受賞。2009年より「孤独解消」をテーマにした分身ロボット開発に取り組み、分身ロボット”OriHime”を開発し、2012年に株式会社オリィ研究所を設立。2019年にはOriHime-Dによる『分身ロボットカフェverβ2.0』を実験的オープン。分身ロボット「OriHime , NIN_NIN」、視線入力PC「OriHimeeye」、車椅子アプリ「WheeLog!」などを開発・リリース。

■粕谷 昌宏 氏 (株式会社メルティンMMI 代表取締役)
1988年生まれ。創造性の追求において身体がボトルネックとなっていることに3歳の頃に気づき、以来解決策を追い求めてきた。1998年に医療と工学の融合分野であるサイボーグ技術が解決策になることを予想し、2002年からサイボーグ技術の研究を開始し、2006年には早稲田大学理工学部へ入学。大学院では先進理工学研究科で生命理工学を専攻。2013年にMELTIN MMIを創業。2016年には電気通信大学大学院情報理工学研究科にてロボット工学と人工知能工学で博士号を取得、2017年に代表取締役に就任。ロボット分野で活躍した35歳未満の研究者に贈られる日本ロボット学会研究奨励賞や数多くの賞を受賞し、2018年にはForbesより世界の注目すべきアジアの30人として選出された。

モデレーター

■岩佐 琢磨 氏 (株式会社Shiftall 代表取締役CEO)
1978年生まれ、立命館大学大学院理工学研究科修了。2003年からパナソニックにてネット接続型家電の商品企画に従事。
2008年より、ネットワーク接続型家電の開発・販売を行なう株式会社Cerevoを立ち上げ、30種を超える自社開発IoT製品を世界70の国と地域に届けた。2018年4月、新たにハードウェアを開発・製造・販売する株式会社Shiftallを設立し、代表取締役CEOに就任。
くらしの統合プラットフォーム「HomeX」、集中力を高めるウェアラブル端末「WEAR SPACE」などパナソニックの新規事業に協力。CES 2020では冷蔵と温め双方を行える調理家電「Cook’Keep」や、人前で同じ服を着ることを防いでくれるスマートミラー「Project: NeSSA」、ARプロジェクション機能つき照明「BeamAR」と3種の自社ブランド製品を発表。


第二部「未来を描く -サイボーグ社会における〇〇」

第二部ではサイボーグ社会とはどんな社会なのか、SFやファンタジーの中で語られている「サイボーグ」と、想像以上に身近にある「サイボーグ」とは? サイボーグ社会が実現したら、どんな未来が訪れるのか?世界はどう変わるのか?を、有識者を招き、テーマを元にトークを行う。

テーマは、当日発表。テーマには、都市や教育の在り方、芸術や表現がどう変化するのか、SDGsなどの社会課題の解決などから複数のテーマを選定する。

パネリスト
■暦本 純一 氏 (東京大学情報学環教授/ソニーコンピュータサイエンス研究所フェロー・副所長)
東京大学情報学環教授、ソニーコンピュータサイエンス研究所フェロー・副所長。
情報科学者。世界初のモバイルAR(拡張現実)システムNaviCamを1990年代に試作、マルチタッチの基礎研究を世界に先駆けて行うなど常に時代を先導する研究活動を展開。現在は、Human Augmentaion(人間拡張)研究、人間とAIの能力がネットワークを越えて相互接続・進化していく未来社会ビジョン Internet of Abilities (IoA)の具現化を行っている。
iF Interaction Design Award(2000)、日本文化デザイン賞(2003)、日経BP技術賞(2008), 日本ソフトウェア科学会基礎科学賞(2014), ACM UIST Lasting Impact Award(2014, 2017)など受賞多数。2007年にACM SIGCHI Academyに選出される。

■南澤 孝太 氏 (慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科 教授)
2005年 東京大学工学部計数工学科卒業,2010年 同大学院情報理工学系研究科博士課程修了,博士(情報理工学)
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特別研究助教,特任講師,准教授を経て2019年より現職.
KMD Embodied Media Project を主宰し,触覚技術を活用し身体的経験を伝送・拡張・創造する身体性メディアの研究開発と社会実装,Haptic Design を通じた触感デザインの普及展開,人間拡張技術に基づき新たなスポーツを創り出す超人スポーツやスポーツ共創の活動を推進.超人スポーツ協会事務局長,IEEE Technical Committee on Haptics Vice Chair in Conference,Telexistence株式会社技術顧問等を兼務.東京大学情報理工学系研究科長賞,日本バーチャルリアリティ学会論文賞・学術奨励賞,計測自動制御学会技術業績賞,グッドデザイン賞など各賞受賞

■粕谷 昌宏 氏 (株式会社メルティンMMI 代表取締役)
1988年生まれ。創造性の追求において身体がボトルネックとなっていることに3歳の頃に気づき、以来解決策を追い求めてきた。1998年に医療と工学の融合分野であるサイボーグ技術が解決策になることを予想し、2002年からサイボーグ技術の研究を開始し、2006年には早稲田大学理工学部へ入学。大学院では先進理工学研究科で生命理工学を専攻。2013年にMELTIN MMIを創業。2016年には電気通信大学大学院情報理工学研究科にてロボット工学と人工知能工学で博士号を取得、2017年に代表取締役に就任。ロボット分野で活躍した35歳未満の研究者に贈られる日本ロボット学会研究奨励賞や数多くの賞を受賞し、2018年にはForbesより世界の注目すべきアジアの30人として選出された。

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