講談社とソフトバンクが協業 xRライブの普及促進を目指し、5GやMECサーバー、講談社のキャラやコンテンツを活用 

講談社とソフトバンクは、現実世界と仮想世界を融合させて新しい体験を提供するxRライブの普及促進を目指して協業することを発表した。


東京都豊島区に開業予定の「Mixalive TOKYO」に5G環境を構築

近年xRライブは、映像技術や通信技術の進歩によってこれまでにないライブ演出や、観客とアーティストが双方向にコミュニケーションする体験が可能になった。また、アニメキャラクターやバーチャルYouTuber(ユーチューバー)などが参加するさまざまなイベントが開催されており、人気が高まっている。

■xRとは
xRはVR、AR、MRなどの技術の総称。現実世界と仮想世界を融合させて新しい体験を提供する。

講談社はパートナー企業と連携して、LIVEエンターテインメントコンテンツを日本全国、世界に発信する拠点「Mixalive TOKYO」(ミクサライブ東京)を東京都豊島区に開業予定。ソフトバンクは「Mixalive TOKYO」の全フロアに「5G」のネットワーク環境を構築して、新たなLIVEエンターテインメントコンテンツの普及促進に向けて協力する。


「Mixalive TOKYO」 イメージ (公式サイトから引用)


■「Mixalive TOKYO」施設概要
所在地: 東京都豊島区東池袋1-14-3
施設内容: 4つのホールとグッズショップ、ライブカフェで構成されるLIVEエンターテインメントビル
施設規模: 地下2階、地上9階(1~3階除く)
開設日: 未定

「Mixalive TOKYO」はMEC(マルチアクセスエッジコンピューティング)サーバーなどを設置した「5G×IoT Studio」のお台場ラボと接続しており、「Mixalive TOKYO」を活用する企業に対して、5Gを活用した新たなLIVEエンターテインメントコンテンツの開発や創出を行うためのトライアル環境を提供する。

MEC(Multi-access Edge Computing)とは
端末から近い位置にデータ処理機能を配備することで、通信の最適化や高速化を実現することができる技術。

さらに講談社の作品キャラクターなどのコンテンツとソフトバンクの5GネットワークやMECサーバーを活用して、アニメキャラクターが観客の声援や呼び掛けにリアルタイムに反応したり、スマートフォンから好きなキャラクターに応援ボタンを押すと、押した数に応じてキャラクターが反応したりするなど、最新技術を生かした次世代のxRライブ体験の提供に向けて、共同で検討を進めていく。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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