自動運転に乗ってみたい? 不安？ 期待するものは何? 自動になって欲しい乗り物は? 20代以上の約千名にエアトリがアンケート調査

高齢者の運転事故やあおり運転など自動車の運転にまつわるニュースが連日報道される一方、その対策のひとつとして期待されているのが「自動運転」。そこで株式会社エアトリは「自動運転」に期待することや懸念していることなど世間の調査を実施。20代以上の男女1,086名を対象に「自動運転」に関する調査を実施。

「自動運転実現へ向け、開発が進められている事を知っていますか？」
「自動運転が実現したら、乗ってみたいですか？」
「自動運転に対して不安に感じる事は何ですか？」
「自動車以外で自動運転が普及してほしい乗り物は何ですか？」
などの設問に対する回答を集計して公表した。

「自動運転実現へ向けて開発が進んでいる」ことをほとんどが認知

まず、「自動運転実現へ向け、開発が進められている事を知っていますか？」という調査に対し、「知っている」と回答したのは96.2%。日本において自動運転はもう現実的なものとしてほとんどの人に認識されていることが分かった。



「自動運転が実現したら、乗ってみたいですか？」という調査では、61.5%もの人が「乗ってみたい」と回答した一方で、「どちらでもない」が24.7%、「乗りたくない」も13.8%と一定数存在した。



「どちらでもない」「乗ってみたくない」と回答した人に理由を聞いたところ、「車を運転する楽しみがなくなってしまう」ことや「安全性に対する不安」の声が多くあった。また、「乗ってみたい」と回答した人の中には運転サポートではなく、常にシステムがすべての運転操作を実施する状態を希望している人も多く見受けられたという。

以下が、「乗ってみたい」と答えた人の理由と「どちらでもない」「乗ってみたくない」と答えた人の理由。

自動運転に期待するものと、自動運転が普及してほしい乗り物

「自動運転に期待するものは何ですか？」という調査では、最も多かった回答が「交通事故の減少」(77.2%)、2位以降には「高齢者の移動負担の軽減」(70.9%)、「運転負担の軽減」(61.5%)が続いた。

自動化については「運転する楽しみがなくなってしまう」という声も多くあったが、運転を楽しみたい人にとっても「巻き込まれ事故」がなくなることにはメリットがあるため、「交通事故の減少」が1位となった。また、高齢化が進んで高齢者による過失事故の報道も増えていることで、「高齢者の移動負担の軽減」が多くの支持を得たものと推察される。

「自動運転に対して不安に感じる事は何ですか？」という調査では、最も多かったのが「自動運転機能の誤作動」、続いて「交通事故発生時の責任の所在」(68.8%)、「人の運転技術低下」(53.9%)、「車両価格が高くなる」(51.6%)が過半数となった。一方、「不安に感じることはない」と回答したのは1.4%にすぎず、大半の人が自動運転に対して何らかの不安や懸念を抱いていることが分かった。

「自動車以外で自動運転が普及してほしい乗り物は何ですか？」という調査では、電車と比べて定刻からずれることも多い「路線バス」(41.1%)が1位、続いて日常的に利用する人が多い「電車」(37.0%)が2位に入った一方で、3割は「自動運転をしてほしいものはない」と回答した。



同社は「自動運転が実現するまでには技術の進歩の他に、安全性の周知も重要な課題となりそうです」とコメントしている。

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