「アカデミック スカラロボット」のSDKがGitHub上で無償配布 入門用ROSデバイスとして活用できるように
2020年6月10日
By 山田 航也
ヴイストンより好評発売中の学習用ロボット「アーム アカデミック スカラロボット」をROSに対応させるSDKがGitHub上で無償配布される。
SDKはアカデミック スカラロボットを接続したPCに導入して使用する。アカデミック スカラロボットとSDKを組み合わせて使うことにより、ROSの基本的な仕組みやROSのハードウェア対応について実感的に学習できる他、ロボットアームの特長を生かした順運動学・逆運動学の学習や「姿勢の指定」・「姿勢の取得」を利用した外部デバイスからのアームの制御、外部デバイスとの協調動作などを学ぶことが可能。
ヴイストン株式会社は水平多関節ロボット「アーム アカデミック スカラロボット」をROSに対応させる、「アカデミック スカラロボット ROS対応SDK」の無償配布を開始することを発表した。
さまざまなツールやシミュレータでの利用が可能
SDKを用いることで広く用いられるROS関連ツールやシミュレーターにアカデミック スカラロボットを対応させることができる。SDKにはrvizでの3Dモデルデータを含むため、rvizでのロボットモデル表示やGazeboによるシミュレーション、MoveItによるシミュレーションや制御なども可能。
rvizでの3Dモデル表示例
MoveItでのアーム先端座標経路の自動算出例
ROSの総合的な学習のためには、制御などのソフトウェア側と実際に稼働させるハードウェア側とを両輪で理解する必要がある。同SDKと卓上サイズで安全なロボットアームを使うことにより、効率的で実用的なROS学習が実現する。
■SDKの推奨動作環境
OS:Ubuntu18.04 (64bit)
ROS:ROS Melodic
CPU:Intel Core i5 8259U
メモリ:DDR4 PC4-19200 8GB
ストレージ:M.2 SSD 256GB
グラフィック:Intel Iris Plus Graphics 655
OS:Ubuntu18.04 (64bit)
ROS:ROS Melodic
CPU:Intel Core i5 8259U
メモリ:DDR4 PC4-19200 8GB
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グラフィック:Intel Iris Plus Graphics 655
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山田 航也横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。
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