
株式会社ジェクシードは、株式会社シャンティとロボティクス・AI・MR関連のビジネス展開について、業務提携契約を締結したことを発表した。
両社は、シャンティが持つ、ロボティクス・AI・MRなど、医療分野に精通する先進的なICT技術を企業向けに提案・提供していく。
AIやロボットによる自動化が加速
少子高齢化に伴い労働人口が減少する傾向にあり、企業においては一人当たりの労働生産性を向上することが急務の課題となっており、AI技術やロボット(RPA等のソフトウェアロボットを含む)を活用した業務の効率化・自動化が注目されている。
また、最近では、ウィルス感染症対策としてテレワーク作業の促進や対面業務を極力減らすなどの為にロボットやAI技術の活用は、更に需要が高まっている。
ジェクシードはこれまで、会計や人事システムの導入支援コンサルティングを主軸として、ビジネス戦略立案、業務改善、RPA導入・運用支援など企業のお客様の立場に立ったコンサルティングサービスを提供してきた企業。また、システム活用の企画・構想づくりだけでなく、時代に合わせた最新のテクノロジーを使用しつつ、IT技術だけに頼ることなく、全体的な構想から考察した課題解決や業務効率化を意識して、業種・業界を問わず数多くの企業の支援を行ってきた、という。
ジェクシードでは、これまでの経験を活かし、シャンティが医療分野に提供しているロボティクス・AI・MR技術を活用したソリューションを、新たなビジネス領域として企業向けにサービスを展開する。
具体的には、シャンティが開発したAI/IoTロボティクスプラットフォーム「Paramedi S」(パラメディ・エス)と、ミックスド・リアリティ(MR)技術を活用した「MR/AR作業管理システム」を企業向けに提供していく。
また 、ジェクシード は、AI活用コンサルティングサービスを拡張してシャンティに提供し、両社の協業において、医療をはじめ様々な業界に対して 、ロボティクス・AI・MR 技術を利用したビジネス展開を進めるとともに、AI技術を医療や教育分野向けに活用することで、社会貢献の取り組みを行うとしている。
AI/IoT ロボティクスプラットフォーム「Paramedi S」とは
シャンティが提供する AI/IoT ロボティクスプラットフォーム「Paramedi S」は、IoTデバイスやAIを利用してコミュニケーションロボットを制御できるプラットフォーム。現在は 、手術説明や問診、感染症対策として人体に非接触で発熱患者を別の場所に案内するなど全国で30以上の病院施設で利用されている。国内で販売されている6種類のコミュニケーションロボットに対応している。
「MR/AR作業管理システム」とは
シャンティは、日本マイクロソフトが提供するホロレンズの公式開発パートナーとして、MR調剤支援システムやMRリハビリシステムを開発してきた。MR・AR 作業管理システムは 、ホロレンズやスマートフォンを利用して、3D空間上に設備などのメンテナンス作業履歴を記録するシステム。
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