掃除ロボットのルンバやブラーバのアイロボット社「床掃除の意識調査」を公開 夏の掃除の悩みは? 除菌を意識した掃除が常識に?

アイロボットジャパン合同会社(以下アイロボット)が、全国の20~50代の有職男女500名を対象に「夏の床拭き掃除と除菌に関する意識調査」を実施。調査概要を発表した。
この調査によると、新型コロナウィルスの影響や「ステイホーム」によって、例年に比べ居住空間の滞在時間が長くなることを予想する人が多かったという。

また、コロナの影響による衛生意識の高まりに加えて、居住空間の滞在時間の長さから、常日頃から気になっている床のベタつきに対する意識が高まりや、手軽な床拭き掃除ツールへの需要が強くなりそうな結果となった。
拭き掃除ロボット「ブラーバ」を擁するアイロボットだが、その狙い通り、今年の夏の拭き掃除ロボット需要が高くなるか、興味を引きそうだ。

アイロボット製拭き掃除ロボット「ブラーバ」水拭きとから拭き、2つの清掃モードで、ホコリや髪の毛、普段の掃除では取りきれなかった皮脂汚れや、食べこぼしあとまで清掃する。
ウェットモードで最大20畳、ドライモードでは最大56畳まで清掃することができる。




調査概要

今回の意識調査の結果、今年の夏は、外出の自粛や在宅ワークなどの影響で自宅で過ごす時間が増えると予想する人が多く、そうした状況では、例年に比べて床につくゴミ、ホコリ、皮脂など、生活由来の汚れが増えることが予想される。そして、それらの汚れが温床となって発生、増殖した細菌、カビや、付着したウィルスなどの病原体は健康に対して影響を与えるという。
半数以上の人は皮脂や食べこぼしの油汚れといいたものに由来する床のベタつきに悩んでいるという結果から、自室の使用頻度、滞在時間が高まる今年の夏は例年以上に床のベタつきが気になる人が増えることが予想される。


「床拭き掃除」の重要性を再認識

しかし、この状態を解消するためには必要な床拭き掃除を、週一回以上している人は約6割にとどまる。さらに床用ワイパーなどの手軽な拭き掃除ツールを使わず、雑巾などで拭き掃除をする人は、その面倒さからさらに掃除の頻度が低くなることもわかった。

その一方で、「掃除機だけでは取れないベタつきを取り除きたい」「今まであまりやっていなかったが、清潔な環境を保つために行いたい」という声は多く、手軽な「床拭き掃除」ツールへの需要高まりが見える結果となった。

なお、この意識調査の結果をうけて、花王株式会社で花王の掃除用シート全般の素材・処方の研究を担当する澤井 実氏は、床に落ちるホコリに含まれる病原体の多さや、夏場は気温の上昇や冷房による肌乾燥により皮脂の分泌量が増え、床の油汚れの原因となることなどにもふれ、「季節因子、コロナ禍による生活の変化、人を介した汚れの増加という観点から、今年の夏場は例年以上にリビングの床を拭き掃除し、ホコリや皮脂汚れ、食べこぼしによる油汚れのべた付きをしっかり取り除くことで、家の中を『衛生的な環境に保つこと』が大切です」とのコメントを出している。

掃除をする際にはどうしてもホコリが舞い上がってしまうものだが、ホコリに含まれるカビや細菌、ウィルスなどの病原体が気になる状況が今夏もつづくだろう。
今回の調査から、手軽にホコリを立てずに掃除ができるクイックルワイパーや、ブラーバなどの掃除ツールを使うことは拭き掃除の頻度を高くする手がかりになることがわかった。

これらのツールをうまく使い、汚れやホコリをしっかりを捕集する拭き掃除や除菌対応を高頻度で行うことが健康維持や気持ちのよい生活を続けていくためのヒントになりそうだ。


調査結果詳細



Q1:外出自粛期間中、掃除の回数は増えましたか。

アイロボットジャパン調べ



Q2:「増えた」「どちらかというと増えた」と回答した方にお伺いします。どこの掃除の頻度が増加しましたか。

アイロボットジャパン調べ



Q3:室内の除菌にも気を配るようになりましたか。

アイロボットジャパン調べ



Q4:「そう思う」「どちらかというとそうおもう」と回答した方にお伺いします。どのような場所の除菌を意識していますか。

アイロボットジャパン調べ



Q5:今年の夏は例年に比べて自宅で過ごす時間が増えると思いますか。

アイロボットジャパン調べ



Q6:夏の掃除の悩みを教えてください

アイロボットジャパン調べ



Q7:フロア全体の拭き掃除の頻度についてお伺いします。下記より最も当てはまるものを教えて下さい。

アイロボットジャパン調べ



Q8:何を使って拭き掃除を行っていますか。

アイロボットジャパン調べ



Q9:Q7で「月に2~3回程度以下」と回答した方にお伺いします。床拭きを行わない、または頻繁に行わない理由を教えてください。

アイロボットジャパン調べ



Q10:床拭き掃除を継続したい、または今後行いたいと思いますか。思う方はその理由を教えてください。

・裸足であるくことがあるので、しっかりと掃除しておきたい
・今まであまり気にしなかったのですが、除菌する為
・床がきれいだと気持ちとスッキリするから
・たまに床を拭くとかなり汚れていることがわかるので今後も拭き掃除を継続したい
・面倒だが家にいる時間が増えて床の汚れがきになるから継続したい
・夏だと裸足で過ごすのでべたべたが気になる。 できるだけ水ぶきしたい
・ウイルスの持ち込みが怖いので除菌ができるなら行いたい
・床についた菌もきになるし、ベタつくのが嫌だから。
・掃除機だけでは取れないベタつき、皮脂汚れなどがあるので拭き掃除は継続したい
・これからの季節は素足で過ごすことが多くなるので床拭き掃除を継続したい

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梅田 正人

大手電機メーカーで生産技術系エンジニアとして勤務後、メディアアーティストのもとでアシスタントワークを続け、プロダクトデザイナーとして独立。その後、アビダルマ株式会社にてデザイナー、コミュニティマネージャー、コンサルタントとして勤務。 ソフトバンクロボティクスでのPepper事業立ち上げ時からコミュニティマネジメント業務のサポートに携わる。今後は活動の範囲をIoT分野にも広げていくにあたりロボットスタートの業務にも合流する。

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