
慢性的な人手不足に加え、コロナ禍により生産現場でもソーシャルディスタンスの必要性が問われる中、人による手作業をロボットに代替させる動きが急速に加速している。協働ロボットはさらに注目を浴びていきそうだ。
また、メーカー、機械商社を中心に関係各社が様々な新商品やサービス提供が行われ、市場浸透が進む。一方で、まだ新しい商品の為、トライアル需要が大きいため、それに対応するレンタルサービスも同時に注目を浴びている。ただ、既存のレンタルサービスはレンタル後の購入や、長期間契約を前提としたものが大半となっており、様々なユーザーニーズを満足するものとは言い難い状況だ。
そこで協働ロボットのレンタルおよび導入支援サービスを展開する高島ロボットマーケティング株式会社は、ITをフル活用した低コスト運営を活かして、より短期間で、より細かい期間設定の出来る「協働ロボット1日レンタル」サービスの提供を2020年8月3日より開始した。
「協働ロボット1日レンタル」サービスの概要
協働ロボットのレンタル期間を、最短1日から1日単位で指定でき、必要な時に必要なだけレンタル可能なサービスだ。ユーザーの要望に応じて、レンタル時に設定した動作プログラムを同社で保管、管理でき、リピートの際には初期設定をする必要がない。費用の一例として、ユニバーサルロボット社の「UR3e」なら5稼働日利用で合計8.5万円(税別)となる。なお、同サービス利用にあたっては、会員登録と事前審査を行う必要がある。また、稼働日は同社の定義する稼働日カレンダーに準ずる。
■【動画】【ユニバーサルロボット】e-Series 新登場(2018年7月リリース)
同社は、今後もフレキシブルに短期利用ができるレンタルサービスへの採用ブランドを拡大予定であり、同サービスと、導入コストを大幅に軽減するソリューションパッケージの2つの事業展開によって協働ロボットの市場浸透をサポートし、さらに簡単、気軽に使える協働ロボットの商品、サービスを今後も拡充していくと述べている。
・最短1日間
・1日単位の期間設定
・動作プログラムの保管、管理によりリピート利用時も便利
・ユニバーサルロボット、テックマンロボットと各ブランドの周辺機器を取り扱い
サービスの使用例
● 展示会・イベント用途として
展示会・イベントに使う数日間のみ限定して利用したい企業様向けに。導入プログラム開発を支援する、展示会パッケージも用意している。
● 購入前のトライアルとして
資料や展示品だけでは購入判断の材料には足らず、でもあと数日触ってみれば協働ロボットが有用かどうか判断できそうな企業様向けに。トライアル後、返却せずそのまま購入も可能。
● 臨時雇用の代わりに
定期的、かつ、短期的な繁忙期の臨時雇用の代わりに。ロボットなので採用の手間なく利用が可能。初期導入の手間はかかるが、動作プログラムの流用が可能な同社の強みを生かし、必要な時に必要なだけ労働力を確保できる。
https://www.tak-robot-marketing.co.jp/about_rental
高島ロボットマーケティング株式会社
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