時給350円で採用可能な遠隔接客サービス「RURA」がAndroidに対応 非対面接客をさらに導入しやすく

「1番大切なことに時間を使える世界の実現」を目指すタイムリープ株式会社は、遠隔接客サービス「RURA」(ルーラ)がAndroidタブレット端末に対応したことを発表した。


Android対応で非対面接客をさらに導入しやすく

「RURA」はインターネット越しに店舗の接客を行なうことができるサービス。特許出願中の独自システムにより、複数のスタッフが複数店舗をまたいで接客できる点に大きな特⻑があり、接客の一部を遠隔で集約することにより、店舗のランニングコストを大幅に下げることが可能。

例えば、ビジネスホテルではフロントで大きなディスプレイ越しに宿泊者を出迎え、自動チェックイン機ごとに設置したタブレット越しに宿泊者の遠隔サポートができるようになる。専門的な知識が必要な小売店の場合には、店舗のコーナーごとに遠隔接客システムを導入することで、最もその商品に詳しいスタッフが全店舗の同一コーナーを担当することも可能。


遠隔接客サービス「RURA」なら、違う店舗にも、同じ店舗内も、複数スタッフが飛び回ることが可能。

RURAで接客をするインターフェースは「ロボット型・バーチャルキャラクター型・顔出し型」から店舗の特性に合わせて選択が可能

同社によると6月18日にサービスリリースを行なって以降、50社以上の企業からの問い合わせがあり、着実に店舗への導入を進めているという。今回、一部のユーザーからの要望に応える形で、Android端末への対応を完了。バーチャルキャラクターおよび顔出しによる接客をAndroidタブレット上でもできるようになったことにより、「コロナ渦において求められている非対面接客をさらに簡単に店舗に導入できる」とする。


2つの提供方法と4つのメリット

RURAはシステムだけを提供して導入企業のスタッフが活用する「システム提供型」と、タイムリープと契約を結んでいるRURAワーカーが店舗の接客を代わりに行なう「ワーカー提供型」の2パターンでの提供が可能。ワーカー提供型は時給350円から提供できるため、店舗のランニングコストを大幅に下げることができる。


1. ランニングコストの削減

RURAは複数店舗を複数人で管理することができる独自システムに最大の特⻑を持つ。例えば100店舗の接客を20名で行なうことができるようになるため、店舗のランニングコストを大幅に削減することが可能。仮に1名のスタッフが複数店舗をまたげるシステムでは、来店が重なった瞬間に対応できないことが数多く起こり得るが、RURAが採用している複数人が待機できる独自システムでは、待機する人数を調整することにより、最小人数で最大数の店舗接客を担うことができる。


2. スタッフの専門知識の有効活用

これまでの店舗の人員配置はスタッフが店舗に紐づいたものであったため、一人一人のスタッフが全ての商品を網羅的に把握する必要があった。そのため、教育が困難かつ専門的な商品知識をつけることにも限界があった。RURAを活用することで、商品コーナーを起点に専門知識を持った人材を配置できるようになるため、より専門的な知識をもとにユーザーに質の良い接客を行うことができるようになる。家電量販店を例に考えると、エアコンに詳しいスタッフたちが全ての店舗のエアコンコーナーで接客できるようになる。


3. 進化する接客

これまでブラックボックス化されてしまっていた接客をスキルのスコアリングをすることにより、接客の質を向上させることを目指してサービス設計を行なっている。ユーザーの個人情報を省いた形で接客データを蓄積することにより、将来の接客の質の向上に向けたデータ蓄積を行なうことが可能。同じくデータ蓄積による進化を目指す「AIによる自動接客」では、正しい応対ができないことによりユーザーとの会話が続かないという課題を抱え、肝心のデータ蓄積が進まない。遠隔接客RURAではAIではなく人が対応することにより適切にデータを収集することができ、接客の質の向上、未来の店舗独自の接客AI生成に繋げていくことが可能。


4. 新型コロナウイルス対策にも

非接触での接客が可能な遠隔接客サービスRURAは、三密防止、飛沫感染防止にも役立てることが可能。店舗に設置するセンサーで来店通知を受け取ることにより、ユーザーからの画面操作もなく接客に移行することができるため、ディスプレイタッチによる感染リスクも最小化できる。また、スタッフは在宅で接客を行なうこともできるため、移動による感染拡大防止にも繋がる。

タイムリープは今後も、複数店舗を効率的に管理できる遠隔接客サービス「RURA」により、店舗のランニングコストの削減と専門的な知識をもつスタッフの有効活用を実現し、導入企業の成⻑に寄与していくとしている。

関連サイト
RURAサービスページ

ABOUT THE AUTHOR / 

山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

PR

連載・コラム