
株式会社NTTドコモと株式会社NTTドコモ・ベンチャーズは、2020年9月15日(火)、5Gのソリューション創出コンテスト「docomo 5G DX AWARDS 2020」の入賞企業が決定したことを発表した。
同コンテストは、産業の高度化や働き方改革、街づくり、教育、ヘルスケアをテーマとして、各企業が保有する技術やプロダクト、サービスを募集し、5Gの活用意義を審査し表彰するものだ。応募締め切りの7月31日までに応募のあった全86社より、一次審査(8月1日~10日)を通過した10社による最終選考会が、9月15日に実施。その結果、実現性・利便性が高く評価された、AMATELUS株式会社の自由視点映像の特許技術「SwipeVideo」が最優秀賞に決定した。なお、入賞したものは、サービス化の検討やドコモとの共同プロモーション実施の特典がある。
ドコモは5Gサービスのさらなる拡大をめざし、パートナー企業との連携をより一層強化して行くと述べている。
(※冒頭の画像:最優秀賞を受賞し AMATELUS株式会社 代表取締役 CEO 下城 伸也氏 )
最優秀賞 : AMATELUS株式会社 自由視点映像の特許技術「SwipeVideo」
優秀賞 : Holoeyes株式会社 「Holoeyes MD」
準優秀賞 : Kudan株式会社 「高度な自己位置推定と地図作成を可能とするKudan/ArtisenseによるSLAMソフトウェア」/株式会社スマートロボティクス 「テレワークロボット」
「docomo 5G DX AWARDS 2020」の概要
同アワードは、5Gの新たな協創ソリューションの創出を目的として、企業が保有する特徴的な技術、プロダクト、サービスなど、5Gとシナジーの高いアセットを発掘・活用し、各企業と共に新たな協創ビジネスの実現をめざすコンテストだ。
「docomo 5G DX AWARDS 2020」 最終選考会出場企業(五十音順)
▼ AMATELUS 株式会社
応募アセット名 | 自由視点映像の特許技術「SwipeVideo」 |
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応募アセット概要 | スマホによる簡易な多視点撮影、ならびにweb上で自由視点映像を視聴できるソリューション |
▼ Kudan 株式会社
応募アセット名 | 高度な自己位置推定と地図作成を可能とする Kudan/Artisense によるSLAMソフトウェア |
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応募アセット概要 | スマートファクトリーの発展や、ロボット自律走行、ARクラウドの発展を支えるSLAMK(自己位置推定と環境地 図作成)技術 |
▼ 株式会社ジオクリエイツ
応募アセット名 | VR用SaaS_ToPolog |
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応募アセット概要 | VRおよび視線・脳波解析による街づくり、建設、売場づくりなど最適設計・配置を確認できる分析サービス |
▼ 株式会社スマートロボティクス
応募アセット名 | テレワークロボット |
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応募アセット概要 | ヒトの代替となる、自動・自律化と遠隔操作に特化した搬送系テレワークロボット |
▼ 太陽企画株式会社
応募アセット名 | フォトグラメトリ |
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応募アセット概要 | XR高度化をねらいとして、被写体のマルチアングル撮影、デジタル画像 解析・統合による立体的3DCGモデ ルを作成する技術 |
▼ 株式会社トヨコー
応募アセット名 | ドコモオープンイノベーションクラ ウドへ接続されたレーザー装置を活用したメンテナンス施工現場の世界同時多数遠隔管理 |
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応募アセット概要 | メンテナンス施工現場における錆取りレーザー装置、ならびにその多数同時遠隔管理 |
▼ BPM株式会社
応募アセット名 | QOSMOS XR |
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応募アセット概要 | 建物メンテナンスにおける3Dモデル化・デジタル化による省力化をめざした業務管理クラウドサービス |
▼ プレティア・テクノロジーズ 株式会社
応募アセット名 | ARクラウド技術、およびそれを用いたプロダクト・ソリューション |
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応募アセット概要 | 製造物流やリテール領域の発展を目的とする、空間認識技術を活用したARソフトウェア開発プラットフォーム |
▼ Holoeyes 株式会社
応募アセット名 | Holoeyes MD |
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応募アセット概要 | 医療用画像処理ソフトウェア 「Holoeyes MD」による外科手術の事前遠隔カンファレンス、術式の術中参照、医学部生・研修医等への教育支援サービス |
▼ Mira Robotics 株式会社
応募アセット名 | ビルメンテナンス向けアバターロ ボット「ugo(ユーゴー)」 |
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応募アセット概要 | ビルメンテナンス、および各産業における省力化を支援するアバターロボット「ugo(ユーゴー)」およびロボットマネジメント技術 |
その他
後日、同アワード入賞者コメントなどを含む詳細レポートを「docomo 5G DX AWARDS 2020」特設サイトに掲載予定だ。
■【動画】docomo 5G DX AWARDS 2020 最終選考会(2020/9/15)
自由視点映像やマルチアングル映像の生成、配信システム「SwipeVideo」
複数台のカメラで撮影された映像をスワイプすることで自由に視点をスイッチングしながら視聴可能なSwipeVideoは、360°映像視聴だけでなく、例えばリアルタイムでも事後でも別々に撮影された映像をスワイプしてスイッチングでき、1つのムービーに仕立てることも可能だ。また、専用のアプリ等を必要とせず簡単にWeb配信することが可能。世界中の4G回線以上のスマホユーザーがWeb上で再⽣できる。
ドコモが5G時代の新たなソリューション創出をめざす「docomo 5G DX AWARDS 2020」の募集期間延長 7月末まで
NTTドコモが5G活用ソリューションを募集「docomo 5G DX AWARDS 2020」の応募受付開始 7つの選考基準を公開
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