自動栗拾いロボット「Arm-I」の実証試験を実施 AI認識とパラレルリンクロボットアームを搭載 アトラックラボ
2020年10月12日
By ロボスタ編集部
株式会社アトラックラボは、無人機の研究開発を行うS-Techno Factoryと共同で、AI画像解析による自動栗拾いロボット「Arm-I」を開発し、実証試験を行った。ロボットの試験は、栗の収穫最盛期となる9月下旬に 丹波農園 株式会社(京都府船井郡)にてAI認識とパラレルリンクの作動、栗を拾いながら移動できるかなどの確認を行った。同実験において、各種作動は問題なく、今後は実際の運用方法(運用時間、収穫箱の大きさ、集荷方法 等)を含めた総合的な活用を進めていくと述べている。
別の果実にも応用可能、ピンポイント農薬散布も
カメラで地面を撮影、その中に映っている栗をAI(ディープラーニング)で認識し、その座標へロボットアームを動かし栗を拾います。ロボットアームは、あらかじめ決められたコースを自律走行する車両に取り付けられており、移動しながら栗を拾う。
アーム先端に取り付けるグリッパーは、作物や用途に合わせて形状が変更できるようになっており、3Dプリンターで作成した複雑な形状のグリッパーも容易に装着可能。そのため、学習データを他の作物に変えることで様々な用途に利活用できる。グリッパーの代わりに、スプレーノズルをつけて、ピンポイント農薬散布などの用途にも使用可能だ。
■【動画】画像によるAI認識+パラレルリンク 栗拾いロボット「Arm-I」実地試験
【▼「Arm-I」仕様】
・パラレルリンク作動範囲:X:1000mm、Y:1000mm、Z:300mm
・AI処理コンピューター:Jetson nano
・車両コントロール装置:AT-Drive(アトラックラボオリジナル)
※車両の大きさや、収穫箱のサイズ、バッテリサイズは運用時間、圃場の大きさににより変更可能
・パラレルリンク作動範囲:X:1000mm、Y:1000mm、Z:300mm
・AI処理コンピューター:Jetson nano
・車両コントロール装置:AT-Drive(アトラックラボオリジナル)
※車両の大きさや、収穫箱のサイズ、バッテリサイズは運用時間、圃場の大きさににより変更可能
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株式会社アトラックラボ
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