IGP ROBOTICS、国立国際医療研究センター病院でのロボットを活用した入院患者の遠隔面会や院内案内の実証実験を開始

サービスロボットのローカライズとグロース支援を行うIGP ROBOTICS株式会社は、新型コロナウイルス対策で負担が増している医療機関向けに複数のロボットを組合せたロボットソリューションの展開を進めている。

同社は、国立国際医療研究センター病院(所在地:東京都新宿区)において、新型コロナウイルス対策のために面会禁止となっている入院患者のロボットを通じた遠隔面会と、病院内の案内の効率化に向けた案内ロボットの実証実験を開始したことを2020年11月10日に発表した。



実証実験の概要

医療機関における新型コロナウイルス対策でのロボット活用の可能性を検証するため、国立国際医療研究センター病院にて、面会禁止となっている入院患者とそのご家族・関係者とのロボットを通じた遠隔面会と、案内ロボットを利用した病院内での案内業務の効率化の実証実験を行う。


期間 2020年11月10日~12月4日(予定)
場所 国立国際医療研究センター病院1階
内容 ・面会ロボットを通じた入院患者とご家族・ご関係者の遠隔面会
・案内ロボットによる病院内の案内業務の自動化、効率化




同社の医療機関向けロボットソリューション

同社では、新型コロナウイルス対応で疲弊する医療スタッフの負荷軽減を実現するために、検温ロボットや紫外線消毒ロボット、遠隔面会ロボットなど、複数のロボット導入を進めている。これらのロボットに加え、検体搬送ロボット、配膳ロボット等、医療機関に求められるロボットの導入を積極的に進める予定だ。



検温ロボット

「Cruzr:Anti-Epidemicモデル(UBTECH社)」の導入により、医療スタッフによる個別検温の業務負担を軽減すると共に来院者の発熱状況を正確に把握することでの院内での安全・安心確保。


紫外線消毒ロボット

「UVBOT(UBTECH社)」の導入により、新型コロナウイルス患者を受け入れるレッドゾーンを、紫外線で消毒することで安全性を向上。


病院内の案内ロボット

「Cruzr(UBTECH社)」の導入により、病院内での医療スタッフと来院者の接触軽減による安全確保及び案内業務の効率化


遠隔面会ロボット

面会禁止となっている医療機関において、面会ロボット「Cruzr(UBTECH社)」を通じた入院患者とご家族のあたらな遠隔面会体験の実現


関連サイト
IGP ROBOTICS株式会社

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ロボスタ編集部

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