小田急電鉄とNTTドコモが仕掛ける、新宿を新たな最新技術が体験できる拠点とするプロジェクト「XRシティ SHINJUKU」で、12月26日より新たなMR謎解きイベントがスタートした。
ロボスタでも何回かレポートしてきた「code name: WIZARD Episode 1 魔導書の謎と六匹の妖精」だ。NTTドコモのMR空間コンピューティングデバイス「Magic Leap 1」を使った謎解きエンターテインメントで、KAKUSINが開発した。
謎解きが好きな人、リアルと魔法世界のはざまをMR体験したい人にはお勧めのイベント・コンテンツとなっている。
受付場所は小田急百貨店 新宿店本館、11階の催事場スペース。期間は2020年12月26日~2021年1月21日(予定)まで(14歳以上のみMR参加可)。
新作の「ブッキーの章」が公開されたと聞いて、早速、ロボスタ編集部も謎解きファンを魅了するコンテンツを体験してきた(いやぁ、難しかった!!)。
「アナログ謎解き」と「MR謎解き」
ロボスタでも既報の通り、この「WIZARD Episode 1」は東京タワーでも開催されている。東京タワーでの開催は、当初は12月28日までの予定だったが、好評につき期間延長が決まって、2021年の3月31日まで実施されることになった。
新宿の「WIZARD Episode 1」で公開された新作「ブッキーの章」は、東京タワーと同様に歩き回るウォーキング型の謎解き「アナログ謎解き」のパートと、「Magic Leap 1」を使ったMRコンテンツ「MR謎解き」のパートで構成されている。今回の舞台は「小田急百貨店」とその隣にある「新宿ミロード」(MYLORD)だ。新宿駅西口、または南口からすぐの場所にある。
料金は1回分で3,000円(税込)。
XRシティ新宿では、2021年に入って更にもうひとつ、新章が追加される予定となっているので、そちらも楽しみだ。
「絆」がテーマ
また、今回の謎解きパートはカップルや友達など、2人組で相談しながら挑戦すると、より「エモさ」が引き出されて楽しめる構成となっているのが特徴だ(一人でも楽しめる。二人分の謎解きを行うことになるが、「謎解き大好き」という人は一人でも挑戦してみよう)。
「WIZARD Episode 1」は全6章の構成、新宿は新作1章が追加
東京タワーでの「WIZARD Episode 1」は3つの章が用意されていて選択できる。超初心者向けの「ズーズィの章」、Normalの「ノーティの章」(ロボスタは体験済み)、難しいHardの「ウィーキーの章」だ(いずれもEpisode 1)。
今回の小田急百貨店では、東京タワーの3種に加えて、新作の「ブッキーの章」(難易度Normal+)が追加され、合計で4種類となった。ロボスタ編集部では新作の「ブッキーの章」を選択した。
まずは「アナログ謎解き」からスタート
受付を済ませるとペアの2人に謎が書かれた「ブッキーの章」等が渡される。よく見ると「ブッキーの章」には表紙に「太陽」のマークが描かれたものと「月」のマークが描かれたものがある。
「ブッキーの章」の中には別の内容が書かれていて、ペアがそれぞれの「ブッキーの章」の情報を共有しながら謎を解決していく、という趣向になっている。
謎解き好きの二人が意気揚々と挑んだものの、謎解きはすごく難解・・・それぞれの「ブッキーの章」を見ながら、二人が知恵を出し合って次の目的地を探る。
ようやく難問を解いて魔法陣の読み方を解読。開始してから既に90分が経過していた。更には魔法陣に入る言葉で手間取ってつまづいてしまう・・。
それでもなんとか謎を解いて、「MR謎解き」に進むための魔法のキーワードを解明した。
「MR謎解き」でMagic Leap 1を初体験
「MR謎解き」は難解ではなくゲーム感覚でMR空間コンピューティングでリアルと魔法世界を狭間を楽しむ趣向になっている。ふたりは「MagicLeap 1」初体験だったが、スタッフの人に装着方法や妖精の召喚方法を教えてもらい、「魔法の修練」でブッキーとのゲームを楽しんだ。
■Wizard 体験イメージ動画 (MR動画部分はイメージです)
体験した2人の感想
女性
「リアル謎解き」は少し難しかったです!でも頭を使って楽しく取り組めました!
XRの魔法の修練では、可愛いキャラとゲームをすることが出来ました!
男性
謎を解きながら実際に歩き回ってスポットを探していくのが楽しかったです。XRの魔法の修練では目の前で追っていたキャラクターが動いたり喋ったりして、とても可愛かったです。他の難易度もやってみたくなりました。
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神崎 洋治神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。