NIOがNVIDIA DRIVE採用の自動車向け「NIO Adamスーパーコンピューター」の製造を発表

中国のプレミアム スマート電気自動車マーケットのパイオニアである NIOは、新世代の自動運転電気自動車の開発において NVIDIAと提携している。
多様な性能を備えたスマートな電気自動車(EV)を消費者に普及させるための取り組みを行っている同社は、2021年1月9日に開催したイベント「NIO Day 2020」にて、先進的な自動運転能力を実現する NVIDIA DRIVE Orinシステム オン チップ(SoC)を、同社の次世代電気自動車(EV)向けに採用し、同SoCを搭載したNIO Adamスーパーコンピューターを発表した。
同コンピューターは、2022年より中国マーケットに出荷予定の「ET7 セダン」に初めて搭載される予定だ。



両社創業者のコメント

NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) 氏は、以下のように述べている。

NVIDIA 創業者/CEO Jensen Huang氏

自律走行と電動化は、自動車業界を変容させる、大きな原動力となっています。NVIDIA は、新エネルギーを活用する自動車革命のリーダーである NIO との提携を喜ばしく思っており、AI を活用した、ソフトウェア デファインドの、未来の EV 車両を生み出すのを楽しみにしています。



また、NIO の創業者にして、会長/CEO のウィリアム リー (William Li) 氏も、次のように話している。

NIO 創業者、会長/CEO William Li氏

NIO と NVIDIA が協力することにより、スマート自動車の自律走行についての開発が加速するでしょう。NIO が自社開発した自律走行アルゴリズムが、業界をリードする 4 基の NVIDIA Orin プロセッサで実行されることで、ET7 セダンには、量産車では類を見ない1 秒間に 1,000 兆回を越える処理能力が備わるようになります。
Adam は、オートモーティブ インテリジェンスと自律走行をマーケットに安全かつ信頼性の高い方法で提供するという NIO の取り組みの大きなマイルストーンとなるものです。集約的な、ソフトウェア デファインドのコンピューティング アーキテクチャの採用により、販売後も永続的にアップグレード可能な最新の AI 機能が、ET7 セダンのような、NIO の次世代 EV に実装されるようになります。




NVIDIA Orin とは

NVIDIA Orinは、世界で最も高い性能を持つ、自律走行車(AV)および ロボティクス用のプロセッサだ。この拡張性のある、スーパーコンピューター オン チップのファミリは、1秒間に254兆回という、比類なき演算能力(TOPS)を持つだけでなく、エントリーレベルのADAS/Level 2ユースケース(10 TOPS/5 ワット)向けにスケールダウンすることも可能。NIO は、同社のそれぞれの EV に4 基の高性能な Orin SoC を搭載し、1,000 TOPS 以上という業界トップの性能を活用することで、安全な自律走行に欠かせない冗長性と多様性を実現する。同社のEVとして最初にOrinを搭載する、フラグシップセダンET7は、0-100 km/hの加速がわずか3.9秒というハイパフォーマンスな自動車だ。この車両には、新しい150kw のバッテリも搭載され、より長い距離の走行が可能となった。

Orinを搭載するフラグシップセダンET7

■【動画】NIO Day 2020 Live Stream
※ET7については、1:27:00 より(中国語/英語字幕)

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ロボスタ編集部
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