ロボット技術を活用した医療分野の課題解決を目指し、『C-FACE』のドーナッツロボティクとアルフレッサが資本業務提携を締結

「スマートフォンと連携できるスマートマスク」を開発・販売する、ドーナッツロボティクス株式会社は、アルフレッサ ホールディングス株式会社の子会社であるアルフレッサ株式会社と資本業務提携を締結したことを、2021年5月14日に発表した。

アルフレッサグループは、医薬品や医療用検査試薬、医療機器・用具の卸販売、製造販売を手掛ける。医療分野の社会課題の解決に向けて、再生医療等、乳房用超音波画像診断装置やウェアラブルデバイス、オンライン診療といった特長を持つベンチャー企業らとの資本提携や事業提携を通じて、新しい事業領域の拡大に取り組んでいる。

両社は、今回の資本業務提携の締結により、共同でワーキンググループを立ち上げて、ロボット技術とデジタル技術を活用した医療分野における社会課題の解決を目指し協業を進めて行くと述べている。



ドーナッツロボティクスとは

2014年に福岡県北九州市で創業したロボット技術を特長とするベンチャー企業だ。これまでに受付・見守り・防犯等の様々な用途で活用できる機能拡張型スマートロボット「cinnamon」を開発したほか、2020年には、スマートフォンに声や文字を送る機能や8か国語対応の翻訳機能等を持つ、世界初のスマートマスク「C-FACE」を開発、販売している。

機能拡張型スマートロボット「cinnamon」

cinnamonはあらゆるシーンの社会問題解決にフォーカスした機能拡張型スマートロボットだ。空港や企業での受付・案内や、幼児や高齢者の見守りなど、様々な目的で活用されており、今後もニーズに合わせて機能追加を予定している。

「cinnamon」の特徴
・対話型ロボットで高度な翻訳機能を装備
・スマホでコントロールを行うことができ、遠隔地からもコミュニケーションが可能
・防犯カメラや顔認証等の機能も装備



世界初のスマートマスク「C-FACE」

C-FACEは、世界初の「スマートフォンと連携できるスマートマスク」だ。スマートフォンと連動して声や文字を送信できる他、8ヶ国語対応の翻訳機能が使用可能。また、議事録作成機能やオンラインミーティング機能等を実装予定だ。


「C-FACE」の特徴
・スマホにつながるスマートマスク
・喋った言葉がスマホ画面に文字として表示される
・8カ国語対応の翻訳機能
・議事録の作成やオンラインミーティングも実装予定




今回の提携内容

業務提携の内容は以下の通りだ。

1. ドーナッツロボティクスの、スマートフォンと連携できるスマートマスク「C-FACE」や、機能拡張型スマートロボット「cinnamon」等のプロダクトに関する代理店販売
2. 両社のソフトウェアやアプリ、システム等の連携を通じた、業務効率化・デジタル化等を目的とするソリューションの共同開発
3. 医療分野向けの新しいハードウェアおよびソフトウェアの共同開発


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ロボスタ編集部

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