オンラインとスーパーマーケットのハイブリッド 商品は駐車場でロッカーから受け取り キオスクにはZyBridタッチセンサーを採用

タッチテクノロジーのイノベーターであるイギリスのザイトロニック・ディスプレイ(Zytronic Displays)とイタリアの自動販売機専門メーカーのアムテック社(現在はCustom Companyのグループ企業)は、現在、すべての屋外キオスク設計のタッチスクリーンにザイトロニックの投影型静電容量技術(PCT)を採用していると発表した。


スーパーマーケットの駐車場にキオスクを設置

新型コロナウイルス感染症のパンデミックが始まったとき、食料品の買い物客は宅配の予約枠を確保するのに苦労し、その結果、スーパーマーケットは顧客のニーズを満たすためのより多くの方法を提供しようとした。その一例がアムテック社の「クリック& コレクトドライブ」キオスクで、スーパーマーケットの駐車場に設置されるケースが増えている。


顧客はオンラインで食料品の事前注文と支払いをし、引取時間と安全なコードを受け取る。その後、車を離れることなく21.5インチの全天候型タッチスクリーンに入力を行う。オンラインショッピングの利用と比較した場合の特別なメリットとして、顧客が「直前に」または「衝動的に購入したい物」を買い物に追加できることある。同時にスーパーマーケットチェーンは最終取引前に特売品やアップセルを提示することもできる。


チェックインを済ませると、顧客は指定されたスペースに駐車し、社会的な距離を保ちながら、品物をすぐに積み込めるように車のトランクを開けるように指示される。オンラインで支払いが出来ない顧客には、商品を受領した時に支払いができる「ドライブオーダー」も用意されている。

車を持っていない、商品を早く手に入れたい、徒歩圏内で買い物をする人々のための販売方法として、アムテック社は「セルフサービスキャッシュ」キオスクを設置。頑丈で縦向きに取り付けられた21.5インチのタッチスクリーンは、ユーザーが製品を明確に閲覧、選択、注文するのに十分な大きさでありながら、店舗の外に複数のユニットを並べて設置することのできる大きさを実現している。


冷蔵庫ロッカーと倉庫に設置できるキオスク

スーパーマーケットのオーナーの選択肢として、アムテック社の「クリック&コレクト ロッカー」を設置すれば、顧客は通常の営業時間外に買い物をすることができる。食料品の注文と支払いが済むと、スーパーマーケットの職員がそれらを冷蔵庫のロッカーに入れる。顧客は携帯電話に送信された固有のコードを小型の15.6インチ ザイトロニック タッチスクリーンに入力して商品を取り出す。アムテック社はロッカーの種類を増やし、注文された商品に応じて、常温、冷蔵、冷凍(-18℃)のいずれかの温度で食料品を保管するロッカーを提供している。

アムテック社の屋外用の「クリック&コレクト バイハンド」キオスクは、従来のスーパーマーケットの型を完全に排除し、スタッフが少なく自動化された倉庫および配送センターに配置できるため経費と販促費用を最小限に抑えることができる。注文を受けた食料品は直接、倉庫でピッキングされ、あらかじめ袋詰めされる。顧客は倉庫の外にあるタッチスクリーン対応装置にEメールまたはSMSで送信されたコード番号を入力する。 「クリック&コレクトドライブ」サービスと同様に、指定されたスペースに駐車し、トランクを開いて食料品を積み込むように指示され、これも車から離れることなく実現可能。



安全性と信頼性が高いZyBridタッチセンサー

アムテック社が5年以上前にザイトロニックのZyBridタッチセンサーに切り替える前は、タッチスクリーンは自動販売機やキオスクの「最も弱いリンク」だった。当時は全天候型の性能、破壊行為への耐性、長期的な信頼性は、しばしば遠隔地の屋外に設定される場所においては重大な課題だった。アムテック社のオーナー兼最高経営責任者であるマッテオ・ルジェロ氏は、より良い解決策を探すことを決意し、タッチスクリーンの専門家であり、長年のザイトロニックのパートナーであるCamaxDSのパトリス・ロマノ氏にアドバイスを求めた。

ルジェロ氏は次のように述べている。「タッチスクリーンの問題は実績のあるザイトロニック社のZyBridタッチセンサーとZXY100コントローラーに切り替えることで、すぐに解決しました。頑丈なセンサーは、6mmの厚さの強化ガラスでできており、ほとんどすべての衝撃や摩耗に耐えることができます。コントローラーは、高速、正確、信頼性において高性能を提供します」

タッチスクリーンが悪意を持って攻撃された場合、熱強化ガラスは、大きくて危険な破片でなく、小さな立方体に砕けるため、怪我の可能性も最小限に抑えられる。さらに、損傷したタッチスクリーンがまだ使用可能であっても、アムテック キオスク内の振動センサーによって警報が鳴り、スーパーマーケットのオペレーターに迅速な修理を求める。

アムテック社は最近、新しいPharmaLockerV3セルフサービス キオスクもリリースした。名前が示すように、この自動販売機によって、顧客は薬局の通常の営業時間外や店が混雑している時に処方箋を受け取る事ができるようになった。横向きに取り付けられた18.5インチのZyBridタッチセンサーを介して、薬剤師とビデオカウンセリングを行うことができ、直接会話することで、より魅力的でパーソナルな体験を提供することができる。

画像はアムテック社ホームページより引用

ルジェロ氏はこう述べている。「現在、私たちの屋外向け装置には、ザイトロニックのZyBridタッチセンサー以外の物は使わないようにしています。これらのタッチスクリーンは、実績があり、頑丈で信頼性があり、メンテナンスと収益の損失の両方の観点から、クライアントの費用を節約します。また、スーパーマーケットや薬局の慎重に構築されたブランドや評判に壊滅的な影響を与える可能性のあるタッチスクリーン表示の非機能または低機能によるネガティブな顧客体験も慎重に検討しました。アムテック社がここ数年で成長したのは、ザイトロニック社の専門的なタッチセンサー技術を採用したからだと思います。ユーザーやオペレーターの好意的な体験と結びついた口コミは、セルフサービス業界において強力なツールです」


ザイトロニック社について

ザイトロニック・ディスプレイ社の国際的に賞を受賞したタッチセンサーはATM、デジタルサイネージ、セルフサービスキオスク、ゲーム機、および産業用や医療用OEM(相手先ブランド供給業者)などの領域でグローバルに使用されている。同社の成功は、85インチ以上のカスタムデザインで提供できる、特許取得済みの耐久性の高いタッチセンシングテクノロジーに基づいている。ザイトロニックは英国のニューカッスルにある製造およびR&Dセンターに加えて、東京、台北、テキサス州オースティン、ジョージア州アトランタに営業所を置き、代理店の世界的なネットワークを持っている。

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山田 航也
山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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