500円・15分の収録でAI音声合成を作成する「CoeFont CLOUD」先行リリース AI音声合成が利用されるたびに収益として還元

株式会社Yellstonはリリース3日で5万、月間ユーザー20万人を達成している「CoeFont STUDIO」に続いて、AI音声合成プラットフォーム「CoeFont CLOUD」の先行リリースを開始することを発表した。


15分の収録でAI音声合成を作成する「CoeFont CLOUD」

CoeFontとは「声」を、手軽かつ表現力豊かな「フォント」のようにする、というコンセプトの音声合成。従来では声を再現する音声合成を作成するのに50万円・10時間以上の収録を必要としていたが、「CoeFont CLOUD」では500円・15分の収録で、自然な発声のできるCoeFont(AI音声合成)を作成できる。作成したCoeFontは、CoeFont CLOUD上で公開することができ、作成したCoeFontが利用されるたびにCoeFontの作成者に収益として還元される。



既に気象予報士の森田正光さんを始めとし、プロフィギュアスケーターの鈴木明子さんなど多数著名人のCoeFontを作成している。同社は『CoeFont CLOUD』によって、「声」を「フォント」のように扱えるようにし、音声や動画コンテンツのクリエイティブの幅を広げ、声の届いていないところに声を届けていく。




「CoeFont CLOUD」の特徴

1.自然な音声合成
独自のAI技術での”文脈に応じた”アクセントの予測、Deep Learningにより自然な音声合成を可能にした。CoeFont STUDIOリリース以降も研究を続け、音声合成の自然さ、精度は向上している。今後も研究を行い、さらなる精度向上に努めていく。

2.使用環境を問わない手軽さ
Web上で利用できるため、どのパソコンでも利用可能。またアクセントの編集なども全てWeb上で行うことができる。ソフトのインストールや初期設定なく、すぐに利用が可能。

3.簡単にCoeFontを作成
最短15分・500円の収録でCoeFontを作成できる。収録が完了した数時間後にはCoeFontを利用することが可能。収録はパソコンのブラウザから簡単に行うことができる。作成したCoeFontは公開範囲を設定でき、自分だけが使えるようにする非公開、一般のCoeFont CLOUDのユーザーが使える公開、利用には申請を要求するなどから選択できる。アナウンサーや声優によるCoeFontの作成だけでなく、声帯切除予定の癌患者が手術前にCoeFontを作成し、切除後もCoeFontで会話するなどの利用も既にされている。



4.CoeFontを収益化
作成したCoeFontを他のユーザーに公開が可能。自分のCoeFontが使われることで収益を得ることができる。

5.さまざまなCoeFontを利用できる
「CoeFontを探す」からアナウンサー、スポーツ選手、イケボなどさまざまな声を探すことができる。

6.幅広い用途
CoeFont CLOUDはWeb上でアクセント調整やスピード調整まで全ての機能を利用することができる。作成した音声はオーディオブックや動画のナレーションなどさまざまな用途で利用できる。

7.API
CoeFont STUDIOのときにはなかったAPIをCoeFont CLOUDでは提供する。スマホアプリやコメントの読み上げなど、今まで以上に自由な利用が可能になった。

8.不正利用対策
所有するCoefontは公開範囲を設定可能。公開する場合でも、他のユーザーの利用には申請を要求することが可能。また、卑猥な用語、放送禁止用語は生成できなくなっている。


CoeFont CLOUDの先行体験

Invitation(招待状)では一般公開前にCoeFont CLOUDを利用でき、CoeFontの作成を1つ無料で行える。Invitationは以下のフォームより申し込みすることが可能(申請には同社が選考する。また招待枠には限りがあるため、希望に添えない場合がある)。

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山田 航也

横浜出身の1998年生まれ。現在はロボットスタートでアルバイトをしながらプログラムを学んでいる。好きなロボットは、AnkiやCOZMO、Sotaなどのコミュニケーションロボット。

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